走り去った列車たち #4 クモヤ145-107

20171204 クモヤ145-107 祖母島ー小野上 P:鉄道博士

こんにちは!! 鉄道博士だよ!!

今回は、高崎車両センターに2020年2月まで配属されていた事業用電車 クモヤ145-107を取り上げます。この車両は、例年、冬季の早朝に、吾妻線の霜取り列車(通称「吾妻カッター」)として、新前橋ー大前間で運転されていました。新前橋を午前4時ちょうどに出発し、1時間半ほどかけて大前に到着し、折り返して新前橋に8時頃に戻るダイヤでした。

20140118 クモヤ145-107 祖母島 P:鉄道博士

「吾妻カッター」の往路(試8521M)は、未明の時間帯であるため、走行写真を撮ることはほぼ不可能でした。そのため、復路の列車(試8522M)を祖母島付近で撮影したものです。上の写真は、祖母島駅のホームの先端から撮影した上り「吾妻カッター」です。

20190421 クモヤ145-107 高崎車両センター P:鉄道博士

20190421 クモヤ145-107 高崎車両センター P:鉄道博士

2019年4月21日に開催された、高崎車両センターの一般公開では、クモヤ145-107を間近で見ることができました。

2020年2月、クモヤ145-107は、長野総合車両センターに廃車回送され、同年3月に解体されました。

現在の「吾妻カッター」には211系電車が充当されていますが、渋い事業用電車が見られなくなって、寂しくなりました。地味な車両でしたが、記録しておいて良かったです。

鉄道は最高のエンターテイメント❤️

【著者】鉄道博士 / Dr. Railway

生後2ヶ月より、鉄道を眺め始め、列車の音が、子守唄代わりになる。 3歳で、交通博物館(鉄道博物館の前身)のリピーターとなる。保育園に登園前の早朝から、最寄駅に年200回ペースで通い始める。 5歳で、鉄道に関するニュースが読みたい欲で、毎日、複数の新聞を読むようになる。小学校入学までには、ほとんどの漢字を読めるようになる。 小学校の入学祝いに「国鉄監修 交通公社の時刻表(現 JTB時刻表)」を買ってもらい、全ページ読破し、旅行の計画を立てるようになる。 10歳で、一眼レフでの鉄道写真撮影をスタート。学生時代は、鉄道の写真をひたすら撮る生活を送り、塾等も行かず、法政大学へ入学。 その後も、企業の取締役、海外との業務提携等の仕事をしながら、鉄道写真を撮り続け、鉄道誌に寄稿を続ける。 1949年以降の日本の車輌であれば、数百種類の車輌の解説が可能。それぞれの特徴や魅力も含めて何でも楽しく解説する姿から”鉄道博士”と呼ばれるように。

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