回収した軽石は2万立方メートル超 沖縄、今も696隻の漁船が出漁できず

 県議会の土木環境委員会(瑞慶覧功委員長)が11日開かれ、県内各地に滞留する軽石への対応を審議した。県は、自治体が4日までに漁港や港湾で回収した軽石の総量は2万1652立方メートルだったと報告。6日時点で出漁を自粛している漁船は、登録漁船3022隻のうち23%に当たる696隻だった。

 県海岸漂着物等地域対策推進事業として、回収作業に当たる各市町村へ分配する補助金は総額2億6133万円を内示した。県の能登拓水産課長は新たな補正予算の中で、漁業者向けの緊急支援ができないか調整していると明らかにした。

 (当銘千絵)

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