LIXIL・三協アルミ、相互OEM供給=「らせん階段」と「樹脂窓」、得意分野へのリソース集中で

LIXIL(東京都江東区、瀬戸欣哉社長)と三協立山・三協アルミ社(富山県高岡市、西孝博社長、以下、三協アルミ)は、相手方が製造した製品を自社で販売する相互OEM供給を始める。

両社が共に、新商品発売を予告した12月23日発表のプレスリリースの中で明らかにした。両社が互いに製品のOEM供給を行うのは今回が初めて。

新築戸建住宅市場の今後の規模縮小への対策として、市場シェアが無い、もしくは低い製品を自社生産するコストを削減することで生じる経営資源を、それぞれ自社の強みとする得意分野に振り向けることを狙いとしている。

LIXILは三協アルミのOEM製品で戸建住宅用アルミ製室内階段の「KB らせん階段」を、三協アルミはLIXILのOEM製品で戸建住宅用樹脂窓の「スマージュⅡ」と「トリプルスマージュⅡ」を扱う。いずれも4月1日に発売する。

LIXILと三協アルミがそれぞれ12月23日に発表した「KB らせん階段」および「スマージュⅡ」「トリプルスマージュⅡ」の発売に関するプレスリリースは、新製品の特徴、仕様、発売時期の説明に続き、最後の部分で【備考】として、LIXILは「三協アルミ社からのOEM供給により発売します」、三協アルミは「LIXILからのOEM供給により発売します」との記述がなされていた。

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