<レスリング>1月20~23日にフランスで「アンリ・デグラナ国際大会」…米国期待のイアンニ・ディアコミハリスが出場

 

 1日の新規感染者が35万人を超え、オミクロン株による感染拡大が深刻なフランスだが、世界レスリング連盟(UWW)は1月11日、今月20日(木)~23日(日)にフランス・ニースで予定されている2022年の本格的な国際大会の幕開けとなる「アンリ・デグラナ国際大会」の男子フリースタイルと女子のエントリーを発表した。厳重な感染対策の下で行うという。

2連覇を目指す米国期待の若手選手、イアンニ・ディアコミハリス=提供・UWW

 参加は、地元のフランスのほか、ドイツ、ポーランド、スペイン、スウェーデン、ハンガリー、米国など。

 米国からは男子フリースタイルの若手主体のチームが参加。65kg級では、世界カデット選手権2度優勝を経て2020年パンアメリカン選手権優勝のイアンニ・ディアコミハリスが出場する。

 同選手は2018年に1年生でNCAA(全米大学)選手権を制し、翌2019年も優勝。同年5月の「Beat The Street」(ニューヨーク)では前年世界選手権2位のバジラン・プニア(インド)と対戦し、10-8で撃破。昨年のこの大会では、2016年リオデジャネイロ王者のウラジーミル・キンチェガシビリ(ジョージア)をテクニカルフォールで破って優勝している米国期待の選手。

 オリンピアンでは、女子57kg級で東京オリンピックの第2シードだったオデュナヨ・アデクオロイェ(ナイジェリア)、同68kg級で東京オリンピック2位のブレッシング・オボルデュデュ(ナイジェリア)が出場する。

 なお、2月中旬に予定されていた「クリッパン女子国際大会」(スウェーデン・クリッパン)は中止、キューバでの2大会はともに3月に延期された。日本は、今年度中は海外遠征の予定はない。

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