
総合ディスカウントストア「ドン・キホーテ」などを運営するパン・パシフィック・インターナショナルホールディングス(PPIH)は13日、シンガポール北東部プンゴールにアジア向けブランド「ドンドンドンキ」の新店舗を開業すると発表した。14日にオープンする。
新店舗は、プンゴールの商業施設「ウオーターウエーポイント」内に入居する。売り場面積は833平方メートル。生鮮品を含む食品、飲料・酒類、化粧品、雑貨品などをそろえる。
プンゴールは新興住宅街で、公営住宅(HDBフラット)の建設が増えている。ウオーターウエーポイント周辺には遊歩道やレジャー施設があり、家族連れが多く訪れる。
新店舗ではドンドンドンキのマスコットキャラクター「ドンペン」をモチーフにした「ドンペンパーク」というコンセプトの下で店内装飾を施し、ファミリー層の取り込みを狙う。既存店で若いファミリー層に好評なアイスクリームや菓子類、冷凍デザートも豊富に展開する。
PPIHはシンガポールで出店攻勢を続けている。今月11日には、チャンギ空港に併設する大型商業施設「ジュエル・チャンギ・エアポート」に「ドンドンドンキ」の新店舗を開設すると発表。2023年1~3月期の開業を予定している。
シンガポールでは17年12月、繁華街オーチャードの商業施設「オーチャード・セントラル」にドンドンドンキのシンガポール1号店を出店。プンゴールの新店舗と合わせると、12店舗体制となる。