北海道在住なので暖かい服は色々試してみたいコスケです。北海道の冬はかなり寒く、暖かい服は必須。今回はQuechua(ケシュア)のフリース『SH500 X-WARM』を冬の北海道で使ってみました。もこもこしていない、一見するとそこまで保温力が高くなさそうな薄手のフリースなんですが……思った以上に暖かくて驚きました。そんなSH500 X-WARMの使用感やサイズなどを詳しくレビューしていきます。
Quechua(ケシュア) SH500 X-WARMは薄手なのに暖かい!北海道の冬でも着られるフリース
Quechua(ケシュア)といえば、登山・キャンプなどのアウトドア用品で人気のブランドです。
ケシュアのフリースは保湿性や通気性にこだわったものが多く、アウトドアシーンはもちろん、タウンユースの防寒具としても重宝しそうなアイテムが揃っています。
今回のフリース『SH500 X-WARM』も、寒いところでの使用を考えて作られている製品。
暖かさはもちろん、急な悪天候にも耐えられる防水機能に、洗濯を繰り返しても色落ちしづらく毛玉もできにくい耐久性。さらには、柔軟性や速乾性など、実用的な機能がこれでもかというほど詰め込まれているのが特徴のフリースです。
雪山でのハイキングなども想定しているので、タイトで動きやすい作りになっていて、176cm65kgの筆者がSサイズを着るとこんなサイズ感になります。
サイズはSから3XLまであります。今回の製品はメンズですが、レディースも販売されています。
サイズ
S・M・L・XL・2XL・3XL
カラー
ぺブルグレー
素材
- 主な生地:ポリエステル(PES)
- 裏地:ポリエステル(PES)
- ヨーク:ポリエステル(PES)
- 脇:ポリウレタン、ポリエステル(PES)
- フード:ポリウレタン、ナイロン、ポリエステル(PES)
- 袖口:ポリウレタン、ナイロン
- コーティング:ポリウレタン
※いずれもメンズ製品の情報
176cm65kgの筆者がSサイズでぴったりなので、一般的なサイズより少し大きめの作りになっていると思います。
暖かさと機能性を両立!Quechua(ケシュア) SH500 X-WARMを徹底レビュー
実際にSH500 X-WARMを北海道のさまざまなシーンで着てみたので、どんな製品なのかレビューしてみます。
ちょうど秋から冬になる10月から12月上旬の北海道で、外気温は15℃〜-5℃くらいの環境で使ってみました。
薄いのに暖かい!密度280g/m²起毛タイプのフリースジャケット
SH500 X-WARMを着てみてまず驚いたのが、薄手のフリースなのに暖かいという点です。
フリースの中ではかなり薄い生地だと思いますが、想像以上に保温性が高く、外気温が10度前後でも多少体を動かす状況なら、これ一着で問題ないくらいです。(ただし筆者は寒さに慣れている北海道民です。)
外気温10度を少し下回る気候で、サイクリングをする際に着用してみました。さすがに風を受けると少し寒いものの、停止して風がない状態では寒さをまったく感じませんでした。
起毛タイプフリースジャケットということもあり、薄手の動きやすいフリースの中ではかなり暖かい製品です。
襟の部分もしっかりしていて、首元が暖かいのも保温性能が高く感じる理由かもしれません。「薄いのに、想像以上に暖かい」というのが素直な感想です。
肩やフードが防水加工でアウトドアや屋外活動にぴったり
SH500 X-WARMは雪山ハイキングなど屋外での利用を想定しているため、肩やフード、袖口には防水性能が備わっています。
軽い雨や雪の時は、フードをかぶると頭や肩が濡れず、袖がビチャビチャになることもないのでとても便利。
フードがあると頭も保温されるので、より暖かく、サイクリング中に風を受けて寒いときには助かりました。
暖かいモコモコのフリースは水に弱いものが多く、濡れるとなかなか乾きませんが、SH500 X-WARMは速乾性も高いため、もし濡れても乾きやすいのもいいところ。
頭・肩・袖口と濡れやすい箇所が防水になっているので、急な悪天候の際にも中まで水が浸透しにくく、屋外で使いやすい設計になっていると感じました!
すっきりした見た目で動きやすい
フリースといえば「もこもこしているもの」が多いと思います。しかし、このSH500 X-WARMはアウトドアシーンでも使いやすいように、タイトな作りになっています。
もこもこしていないのはもちろん、風になびいてヒラヒラしてしまうこともなく、さらには柔軟性もあるので活動の邪魔になりません。また、上からアウターを着ても動きやすいです。
実際にサイクリングで着てみた時も、風を受けてもバタつかず、風の強い環境であってもとても使いやすいフリースでした。
上からアウターを羽織ってもごわつかないところも、お気に入りポイントの1つです。動きにくくならないフリースは使いやすいですよね。
Quechua(ケシュア) SH500 X-WARMが特におすすめなのはこんな人
とても暖かくアウトドアシーンにも最適なSH500 X-WARM。特にどんな人におすすめできる商品なのか、まとめてみました。
もこもこしていない暖かいフリースがほしい人
SH500 X-WARMは、「モコモコしているものは嫌だけど、薄いフリースだと少し暖かさが物足りない」という人にぴったりなフリースです。
これまでにも解説した通り、SH500 X-WARMの魅力は薄手なのにとても暖かい点。上からウェアを着ても、動きづらくなってしまうことはありません。動きやすい薄手のフリースの中ではトップクラスに暖かいと思います。
北海道に住んでいる私としても、プラス気温の日中であれば単体でもそこそこ暖かいうえに、朝晩の氷点下の中でアウターを羽織っても動きやすいSH500 X-WARMは、本当に使いやすい製品です。
寒い屋外でも使える動きやすいフリースがほしい人
暖かさだけでなく、屋外で使えるような「動きやすさ」を重視したい人にもおすすめです。
モコモコしたフリースは少し動きづらさを感じやすいですし、ふわっとした素材のフリースだと雨や雪が付着しやすく悪天候に弱いです。
その点、SH500 X-WARMは他のフリースにはない動きやすさと悪天候への強さを持っているのが特徴。
SH500 X-WARMは薄手で、ストレッチもするため、屋外活動でも使いやすいです。
寒い冬の北海道でも、除雪などの屋外作業をすると汗をかいてしまうことがあります。しかし、SH500 X-WARMは速乾性と透湿性もフリースにしては高いので、乾きやすく、汗をかいたときのべたつきも感じづらかったです。
濡れやすい部分に防水性能が備わっているため、急な雨や雪でも、雨具の用意をするくらいまでの時間は耐えられます。
まさに寒い場所での屋外活動に向いているフリースだと思います。
実際に雪の中で着てみましたが、肩が防水なので濡れず、首元まで暖かかったです。雪山のハイキングで使えるというのも納得の性能ですね。
Quechua(ケシュア) SH500 X-WARMで少しだけ気になったポイント
SH500 X-WARMはとても暖かく、動きやすさも抜群のフリースですが、実際に使ってみて少しだけ気になった点もあったのでまとめてみました。
暖かすぎて汗ばむことがある
私がSH500 X-WARMを最初に着たのは10月でした。
北海道では秋が深まり、紅葉もかなり進んだ時期ですが、SH500 X-WARMを着ていると暖かすぎて少し汗ばむことがありました。通気性も良いとは思いますが、体にフィットした作りなので汗ばむとややべたつくシーンもあり、少し気になるポイントでした。
暖かすぎるがゆえの悩みかもしれませんね。もちろん、寒いところで使うと汗をかくこともなく、作業中に少し汗ばむ程度であればベタつきもさほど気になりません。
タイトな作りなのでがっちりした体型の人には細いかも
SH500 X-WARMのサイズ感は大きめとはいえ、シルエットはタイトです。比較的細身の私が着ても体にぴったりフィットする作りなので、がっちりした体型の方が着ると少し動きづらさを感じるかもしれません。
ストレッチはするものの、ジャストサイズを選ぶと窮屈に感じる可能性があります。
ワンサイズ大きめを選ぶと丈や袖が長すぎる可能性もあるので、体型によってはサイズ選びに頭を悩ませることがあるかもしれませんね。サイズ感が不安な人は、店舗で試着をしたうえで購入するのがおすすめです。
とはいえ、比較的細身の人であればぴったりサイズでとても使いやすいと思います。
Quechua(ケシュア) SH500 X-WARMは暖かさと機能性が魅力 冬に大活躍のフリース!
北海道に住んでいる筆者がさまざまな環境で使ってみましたが、SH500 X-WARMはドライブやサイクリング、屋外作業などでも使いやすかったです。さらに、雨や水が当たる部分は防水なので、急な悪天候も怖くありません。
北海道の冬のはじめにも耐えられるほどの十分な暖かさ。さらに、氷点下の厳しい冷え込みの中でも、防寒用アウターの中に着るものとしてちょうどよく、重宝しています。
春や秋はこれ1着で、冬は上にアウターを着ることで、3シーズン使えるフリースだと思います。
少しタイトなのも、細身の人ならぴったりフィットして着やすく、筆者のこの冬お気に入りのフリースとなっています。
暖かいのはもちろん、動きやすさなどの機能性にもこだわりたいという人はぜひチェックしてくださいね。