ボルドーから追放されたコシェルニ…「会長からの”不要通告”」を告白

かつてアーセナルで長く活躍したことで知られている元フランス代表DFローラン・コシェルニ。

今季はフランス・リーグアンのボルドーでプレーしていたものの、先日クラブから追放されたことが明らかになった。

その理由は低迷しているクラブのパフォーマンスだけではなく、ボルドーの経営がかなり深刻な状況になったことが影響していると伝えられている。

『L'Equipe』のインタビューに応えたコシェルニは以下のように話し、突然の通告を受けたことを明らかにした。

ローラン・コシェルニ

「(クラブから追放されたのはいつ?)

月曜日の夕方だ。その日の午後、メフディ・ゼルカンとポール・バイスが追放されたあとのことだ。会長から僕のエージェントに電話があり、そう伝えられた。

火曜日の朝はいつものように練習へ行ったが、誰も僕の方に来る者はいなかった。

それから、午後に会長のジェラール・ロペスとやアドマール・ロペスと会談した。

彼らは『将来に向けての解決策を見出したい。ただ、チームとのトレーニングは続けてもいい』と話していた。

そこでもうチームから必要とされていないことを伝えられた。理由は詳しく聞かされていない。ただ、新しい戦略があることと、誰にとっても素晴らしい解決策をファイナンシャルディレクターとともに見つけ出すという話だけだ。

僕はサッカー選手なので、プレーすることと、キャプテンとしての模範を示すことだけを考えている。

なので、それを厳しく受け止めた。頬を打たれたような感覚だったが、僕は戦士だ。チームが最高の結果を得られるように、トップレベルに留まれるように、クラブを支援するために必要なことに取り組み続ける。

問題は自分の契約条件だけだと思う。2019年にそれにサインした時、経営陣は今とは違う組織だった。

それから状況は大きく変わった。オーナーが変わり、新型コロナウイルスがあり、放映権を持っていたMediaproが辞めた。

僕の給与額はクラブにとって問題だ。現在の経済状況を考えれば、それは理解できる。提案を聞く準備はあるが、船から降りろというのは不可能だ。

昨年夏、移籍マーケットが閉まる直前に、クラブの弁護士が会いに来た。彼女は『補強のためにあなたの給与を削減してほしい』と頼んできた。

僕は『構わないよ』と受け入れた。それはチームの競争力を高めることが重要だと感じていたからだ。

(年齢を考えれば引退も囁かれる状況ですが)

自分自身にも同じ言葉を問いかけているよ。ただそれをするのは簡単だ。考える時間が必要だよ。

僕にとって重要な人々と話し合って、すべての人にとって最善となる決断を下したい」

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36歳になっているコシェルニ。慢性的な怪我も抱えていることもあり、引退という選択肢も考慮に入れているようだ。

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