【13日】長崎県内160人コロナ感染 佐世保55人、諫早で保育園クラスター

 長崎県などが13日発表した新型コロナウイルス感染状況によると、諫早市内の保育園で職員8人と園児12人によるクラスター(感染者集団)が発生した。職員と園児計105人を検査し、この20人以外は陰性だった。
 県内で1日当たり最も多い計160人が感染したのは9市3町。
 このうち佐世保市が55人を占めた。同市としても過去最多。既にクラスターと認定した聖和女子学院高女子バレー部で、新たに生徒1人と全国大会に同行した40代保護者の陽性が判明し、計33人に拡大した。そのほか、海上自衛官3人、陸上自衛官1人、米海軍佐世保基地従業員2人も感染。同市平瀬町の市民文化ホールは、20代男性職員が感染したため14日まで臨時休館する。
 長崎市は40人。同市の1日当たり感染者数としては過去2番目に多かった。市上下水道局は50代男性職員の感染を公表。内勤業務で市民との接触はなく、7日以降は出勤していない。
 雲仙市教委は、市立学校2校の関係者1人ずつが感染したと発表。うち1校を13、14日に学年閉鎖する。
 県は13日、感染者急増に伴い、県本土の病床確保フェーズを「3」から「4」に、壱岐医療圏を「1」から「4」にそれぞれ引き上げた。県本土の確保病床は216床から354床、壱岐医療圏は4床から21床に増加した。


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