佐世保市が「収納推進課」新設へ 未収債権の縮減図る

 長崎県佐世保市は13日の市議会文教厚生委員会協議会で8月からの機構改革案を説明した。新たに財務部に「収納推進課(仮称)」を設置。市のすべての債権に関わりながら未収債権の縮減を図る。
 現在は税の種類で担当課が異なり、それぞれの部署で滞納者に催促などをしている。市にとって、同じような業務を複数の部署で行うのは非効率で、市民にとっても税によって相談窓口が異なると分かりにくいという問題がある。
 新設の「収納推進課」は、これまで徴収業務を担っていた部署を集約。市税などの滞納者には直接的に関わり、保育園料や奨学金などの税外債権に関しては担当課に指導、助言などの支援をする。市は協議会で「実務と支援という形で関わりながら全庁的な債権管理の適正化を推進する」と説明した。
 機構改革案は定例市議会に提案し、議決を経て正式に決定する。


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