ニッサン・フェアレディZ、日本仕様を初公開。特別仕様“Proto Spec”は240台限定&近藤真彦監督も登壇

 日産自動車は1月14日、『東京オートサロン2022』において、新型フェアレディZの日本仕様モデルを初公開した。併せて、特別仕様車の“Proto Spec”を発表。新型フェアレディZは、この特別仕様車“Proto Spec”を皮切りに、2022年6月下旬頃から販売を開始する。なお、“Proto Spec”の販売は、240台限定でオンラインでの販売を予定。応募開始は2月7日(月)からとなる。

 今回、発表された240台限定の“Proto Spec”は、一昨年公開された『フェアレディZ』プロトタイプから着想を得た特別仕様車。エンジンはVR30DDTT3.0リッターV6ツインターボを搭載。トランスミッションは6速MTと9速ATを揃える。車両価格は、696万6300円。

新型フェアレディZの特別仕様車“Proto Spec”
新型フェアレディZの特別仕様車“Proto Spec”

 東京オートサロンの日産自動車ブールで開催された初お披露目イベントには、日産自動車の内田誠CEOとKONDO Racing Teamの近藤真彦監督が“Zファン代表”として登壇した。内田誠CEOは「日産を代表するフェアレディZの最新モデルを、ついにお披露目することができて、とてもうれしいです。私も社会人になって、初めて購入したクルマがZでした。高価でしたが、自分を表現するため、自分をカッコよく見せたいと相棒に選んだのが“Z”でした」

「新型フェアレディZは、最高の仕上がりです。実際に走ってみて、操縦の安定性も高く、コーナーにも安心して入っていけるなど、まるで運転がうまくなった感覚を味わいました。加速性もよく、クルマが自分の思い通りに動いてくれる楽しさを味わえます。是非、Zを通じてワクワク感を満喫してもらいたいです」とコメント。

 また、近藤監督も「フェアレディZは子供の頃からの夢のスポーツカーでした。新型フェアレディZは、ドレッシーでエレガントな装いです。特にリヤスタイルが気に入りました。実際に走行してみて、6速MTも9速ATもどっちも楽しかったです」

 ニッサンZ GT500に関しては「シェイクダウンも終わって、空力性能がとにかく素晴らしいです。GT-Rにはない強さが新型Zにはあります。2022年シーズンの新型Z勢に期待してもらいたい」と語った。
  イカズチイエローとスーパーブラックの2トーンのボディカラーのエクステリアには、専用カラーのレイズ製19インチアルミ鍛造ホイール(チタニウムゴールド)や、4輪アルミキャリパー対向ピストンブレーキ(イエロー)などを装備している。

 インテリアには、本革・スエード調ファブリックコンビシート(イエローセンターストライプ、イエローステッチ、イエローアクセントライン)などを採用するとともに、インストパネル、ドアトリムクロス、MTシフトノブブーツ、ニーパッドなどに専用カラーステッチが施されている。
 
 新型フェアレディZ “Proto Spec”は、240台限定での販売を予定。240台を超える応募があった場合は、抽選の上、当選者を決定する。応募はオンラインのみからとなり、『新型フェアレディZメールマガジン』https://www2.nissan.co.jp/SP/Z/MAIL/への会員登録が必要となる。応募開始は、2月7 日(月)から。

カスタマイズパーツがついたフェアレディ Z CUSTOMIZED PROTO
新型フェアレディZ バージョンST
新型フェアレディZ バージョンST
新型フェアレディZ バージョンST
東京オートサロンで行われた新型フェアレディZ発表イベントに登壇した日産自動車の内田誠CEOとKONDO Racing Teamの近藤真彦監督。

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