1月30日に秋吉台国際芸術村で 「二胡と揚琴の響き」コンサート

▲二胡を演奏する姜涛(ジャン・タオ)

 「二胡と揚琴の響き 新春の宴」が、1月30日(日)午後2時から、秋吉台国際芸術村(美祢市秋芳町)で開かれる。    

 二胡と揚琴は、ともに中国の伝統楽器。二胡は別名「胡弓」とも呼ばれ、馬の尻尾が張られた弓で音を奏でる。一方「揚琴」は、扇状の本体の上に張られた約150本の弦を、細い竹のスティックを使って演奏する楽器だ。    

 二胡を演奏するのは、姜涛(ジャン・タオ)。中国黒龍江省出身で、10歳から二胡を学び、ハルピン師範大学民族管楽学部表演科に入学後、父親の二胡教室で後進の指導に当たった。大学卒業後は、二胡の演奏者・指導者として活躍し、2007年に来日。山口県を拠点に演奏活動をしている。    

 揚琴を演奏するのは、黒龍江省出身の釈文(シー・ウェン)。13歳で揚琴の練習を始め、北京に本部を置く中央音楽学院で学んだ。2001年に来日し、揚琴や二胡の演奏、指導で活躍中。

   

▲揚琴を演奏する釈文(シー・ウェン)

 演奏曲目は、唐時代の漢詩に因んだ古典曲「陽関三疊」「喜送公糧」や、李香蘭(山口淑子)主演の映画「支那の夜」の劇中歌「蘇州夜曲」、音楽物語「スーホの白い馬」など。「スーホの白い馬」では、モンゴルの民族楽器、馬頭琴の由来にまつわる物語に合わせた楽曲を、宇部市在住のフリーパーソナリティー・松原淳子の朗読とともに楽しめる。

   

▲松原淳子(朗読)

 入場料は、一般2000円で学生500円。未就学児は入場不可のため、託児(無料)希望者は、1月20日までに同施設へ申し込むこと。チケットの予約は、同施設へ電話(TEL0837-63-0020)またはウェブサイト(https://aiav.jp/apply/?event=17119)の専用申し込みフォームから。    

 「平原や大地の広がり、悠久の時を感じさせる中国伝統楽器による、しっとりと哀愁を感じさせる曲や、華やかで演奏家の妙技を楽しめる絶妙なアンサンブルを楽しんで」と同施設。

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