“1票の格差” 去年の衆院選 無効を訴える裁判が結審 広島高裁

去年の衆議院小選挙区での一票の格差は憲法違反だとして、選挙の無効を求めている裁判が結審しました。

この裁判は、広島と山口の有権者と弁護士グループが国を相手どって去年の衆議院小選挙区での一票の格差は憲法違反だとして選挙の無効を求めているものです。

14日に開かれた1回目の口頭弁論では原告側が国民主権には人口に比例した選挙が不可欠と訴えた一方、国は総合的に判断して合憲だと反論しました。

原告団 升永英俊弁護士「今の国家権力を支配している人たちに正当性がないということがどれほど怖いことか。国会議員主権国家では憲法に合致しないわけです」

裁判は1回で結審し、判決は3月9日に言い渡される予定です。

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