高校部活動でクラスター相次ぐ 栃木県教委が対策の徹底求める

栃木県教育委員会が入るビル

 高校の部活動で新型コロナウイルスのクラスター(感染者集団)が相次ぎ発生したことなどを受け、栃木県教委は14日、感染対策の徹底を求める文書を県立学校に通知した。

 県内の高校では1月に入り、計3件のクラスターが発生。県や宇都宮市によると、対外試合での他県陽性者との接触や移動車内での飲食などが原因と推定されるという。

 こうした状況を受け県教委は、移動の際に座席の間隔を空けてマスク着用を徹底することや、各競技団体が示している対策の順守を改めて求めた。

 同日、部活動の対応マニュアルも送付。県の警戒度が現状の「レベル2」で、栃木県がまん延防止等重点措置の対象地域となった場合は、活動を平日のみとするなどの措置を取る。

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