15、16日大学共通テスト 長崎県内会場で感染防止策 受験生が下見

案内板で会場を確認する受験生=長崎市文教町、長崎大文教キャンパス

 大学入学共通テストは15、16日の両日、県内でも離島を含む9会場で実施される。県内の志願者数は前年度より183人少ない5132人。14日は本番に備え、各会場で職員らが新型コロナウイルス感染防止策を講じ設営。多くの受験生が下見した。
 県内最多の約3千人が受験予定の長崎市の長崎大文教キャンパスでは職員が案内板などを設置。机を入念に消毒し、入り口にも手指消毒液を用意した。
 新型コロナの濃厚接触者でも検査の陰性や無症状など条件を満たせば別室で受験できる。同大の中村典生副学長(入試・地域教育連携担当)は「受験生が安心して試験に臨めるよう万全の態勢を整えたい」と話した。
 マスク姿の受験生が続々と訪れ、テストを受ける部屋やトイレの位置を確認していた。県立長崎北陽台高3年の柏井颯志さん(18)は「昨年6月に弓道部を引退して以降、感染しないよう学校以外の外出を控えて家で勉強を重ねてきた。(センター試験と比べ設問の文字量の)ボリュームが増したので対策もしてきた。本番は平常心で挑みたい」と話した。
 テスト初日は地理歴史と公民、国語、外国語、2日目に理科と数学が行われる。


© 株式会社長崎新聞社