5月28日は「生理をジェンダーレスで考える日」 沖縄の大学生が申請、協会が登録

 沖縄キリスト教学院大学の学生5人によるチーム「Ladybird(レディーバード)」はこのほど、西原町の同大学で5月28日を「生理をジェンダーレスで考える日」に制定したと発表した。日本記念日協会に申請し、協会が11月4日付で登録した。

 メンバーは英語コミュニケーション学科4年の徳元京花さん(23)、當眞千紗さん(23)、池原慶さん(23)、安里吏央さん(24)、外間ひなたさん(22)。生理の貧困問題を解決しようとこれまでも中高生対象のワークショップやクラウドファンディングを実施している。
 徳元さんらは、生理について性別問わず、多くの人が考える日になってほしいと考えた。日付は生理の周期がおよそ28日で5日間続くことにちなみ、5月28日にした。
 講義で生理の貧困について調べたことをきっかけに、生理への悩みや生きづらさに気づき、活動を始めた。生理についての出前授業を中城中学で実施したり、生理用品の無償配布や記念日制定に向けたクラウドファンディングを募ったりした。
 徳元さんは「男性にも生理を自分事として捉えられるようになってほしい。また、学生が生理の貧困について活動するのが大切だと思うので、何らかの形で継続してほしい」と後輩に期待した。池原さんは「活動前は生理に対して無関心だった。活動を通して生理が経済的にも精神的にも負担が大きいことなんだと実感した」と話した。
 (吉原玖美子)

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