「コロナ対策徹底を」 長崎県警署長会議で本部長が訓示

訓示でコロナ対策の徹底を呼び掛ける中村本部長=県警本部

 長崎県警は14日、リモート形式で署長会議を開き、今年の重要課題を確認した。新型コロナウイルス感染の急拡大で県警内部でも感染者が相次いでいる事態を踏まえ、中村亮本部長は訓示で感染症対策の徹底を呼び掛けた。
 県警では今月に入り11日までに大浦署員6人を含む計8人の感染を確認。約30人が自宅待機となり、業務に支障が生じないよう本部から同署に職員を派遣している。
 中村本部長は訓示で「県民に不安を与えることがないよう、個々の感染防止措置を徹底し、各所属で危機感をもって対策を講じてほしい」と求めた。
 その上で今年の運営指針を確認。「県民が安全で安心して暮らせる犯罪の起きにくい社会づくりの推進」では▽人身安全関連事案への迅速かつ的確な対処▽ニセ電話詐欺(特殊詐欺)の被害防止対策の推進▽サイバー犯罪捜査力の強化-の3点を挙げた。
 会議は感染症対策として県警本部の会議室に設置したカメラの前で各部長らが入れ替わりで話し、テレビ会議システムで映像を生配信した。


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