キャンプ・アウトドアで焚き火を楽しむためにあると便利な「薪割り台」。今回は初心者にもおすすめしたい大人気のキンドリングクラッカー2種(ファイヤーサイド/FIELDOOR)をキャンプ系YouTuber FUKUが徹底比較してご紹介していきます!
薪割り台ファイヤーサイド「キンドリングクラッカー」vs FIELDOOR「アイアン薪割り器」
今回、大人気薪割り台の比較をしたいなと思ったきっかけは、有名な薪割り台、ファイヤーサイドの「キンドリングクラッカー」でした。
先日行ったキャンプ場で、ファイヤーサイドのキンドリングクラッカーが置いてあり使わせてもらったところ、簡単に薪が割れて使いやすかったので、感激してすぐに買ってしまいました。
ただ、FIELDOOR(フィールドア)の薪割り台も気になりましたので、この際比較レビューをやってみるかということで、両方買ってしまいました。
それでは早速、それぞれの薪割り台を開封して中身を確認していきたいと思います。
薪割り台 本家「ファイヤーサイド キンドリングクラッカー」を開封
薪割り台の先行商品で本家とも言える「ファイヤーサイド キンドリングクラッカー」は、日本語のちゃんとした説明書がついていました。
今回購入したのは直径190mmのサイズ。高さは310mm、重さ4.8kgでオーストラリア製です。
早速出してみましょう。
小さい方でもずっしりと重みがあります。なんとも重厚感のあるかっこいい薪割り台ですね。
固定できる穴が二箇所空いています。
ずっしり重たい中でも、重量バランスとしては下の方に集中しているので、平らな地面の上におけば安定感はとてもありますね。
薪割り台 後発「FIELDOOR(フィールドア) アイアン薪割り器」を開封
それでは次に、FIELDOOR(フィールドア)の薪割り台を開封していきます。
まず最初に、箱が薄いのでこのままの状態で入ってないなということがわかります。
こちらはキンドリングクラッカーの大きい方と多分比較対象になるサイズかと思います。
説明書は入っていません。この箱を見てなんとなく組んでくれという感じでしょうか。
分解というか折り畳み式ですね。
こちらも非常に重量感があります。
工具が入っていましたので、組み立てていきます。
立ったところで締め直し、しっかりと固定がされました。
上が裏についていますので工具で外して、上に取り付けます。
はい出来上がりました。「FIELDOOR」とステッカーが貼ってあります。
裏には「MADE IN CHINA」と入っています。
とりあえずできました。
バラしてコンパクトにすることはできるんですが、組み立てはやや面倒なので、これを毎回バラして持ち運びするというのはちょっと大変かもしれません。
しかし、工具を使って一応コンパクトにたたむことができます。
2つの薪割り台を比較してみる
今回それぞれの薪割り台の大きさが違うのというのは置いておいてもらって、見た目の雰囲気はいかがでしょうか。
私の主観も入ってしまいますが、本家ファイヤーサイドのキンドリングクラッカーの方が重厚で高級感のあるデザインには見えます。
ただ、デザインで薪を割るわけではないので、構造上問題がないかっていうのをみると、どっちも安定感は悪くないですね。
重量バランスで言えば、FIELDOOR(フィールドア)のアイアン薪割り器は上下同じくらいな感じはするし、ファイヤーサイドのキンドリングクラッカーは下の方が重い感じはします。
刃の構造はファイヤーサイドのキンドリングクラッカーはこんな風になっていまして、溶接のつなぎ目部分も綺麗に仕上がっていますね。
叩いて割るものなのでこの刃は切れるほど鋭くなくていいんですが、FIELDOOR(フィールドア)と触り比べてみると、そこまで違いはありませんね。
上から見ますと、ファイヤーサイドのキンドリングクラッカーは薪が割れたあとの広がりがすごいので、薪がグワッと開いて真っ二つにするという構造になっています。5cm以上はありそうです。
FIELDOOR(フィールドア)のアイアン薪割り器は2cmくらいあります。
これは、恐らく割った感じに多少違いが表れそうな気がします。
【実証】2つの薪割り台で薪を割ってみます
それでは実際にそれぞれの薪割り台で薪を割ってみましょう!
こういった薪割り台を使用するにはハンマーが必要になります。これは以前中国製の安い薪割り台を買った時におまけでついていたものですが、かなりしっかりしたものです。
今回購入したファイヤーサイドのキンドリングクラッカーとFIELDOOR(フィールドア)の薪割り器にはハンマーがついていませんでしたので、別で何か用意する必要があります。
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まず地面が平らであることが大事です。
また、こういった薪割り台は力が弱い方やお子様でも比較的楽に薪が割れるとは思います。
ただ、全く危険がないわけではないので、地面が平らで安定感がある場所で行うということと、ハンマーを使ったりするのでお子様がやるときは必ず親御さんがついててあげたほうがいいと思います。
本家 ファイヤーサイド「キンドリングクラッカー」で薪割り
それでは試しに針葉樹の薪を割ってみましょう。
刃に当ててコンコンと叩いてあげると、もうこれで刃が入っていることがわかります。この後追加でコンコンと叩いてやると、もうそれだけで薪が割れていきます。ちょっと強めに叩くと、パカンと割れてしまいます。
ちょっとペグを打ってみましょうか。
移動せず据え置きで使う場合には、丸太の台などにネジで固定した方が良いと思います。
今回は、キャンプ場へ持ち運ぶ想定なので、地面にペグで固定して使ってみます。
もう一度針葉樹を割ってみます。安全リングの中に薪をおいて、最初は手で支えて軽く打ち込みます。
薪が食い込んだら、手の支えを外して打ち込んでいきます。
不安定な場所でやったり、手を中に入れるなどの危険なことをしなければ非常に簡単に薪が割れます。
アカシアの薪を割ってみましょう。これは一応広葉樹になります。
それでは非常に密度が高くてずっしり重たいナラの薪を割ってみたいと思います。
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いやぁ〜、めちゃくちゃいいですね。
ペグなしでやってみましたが、やっぱり固定していた方がより安定感はありますね。
後発 FIELDOOR「アイアン薪割り器」で薪割り
それではフィールドアを使ってみたいと思います。
では針葉樹を割っていきます。
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ひとまずペグなしでやってますが、FIELDOOR(フィールドア)はサイズが大きい分ペグなしでも安定しています。
しっかりした節があったんですけど、やっぱりハンマーの重みで下に打ちつけて割るというのは節があっても全然いけますね。
アカシアを割ってみます。アカシアは針葉樹並みに割れやすいですね。
それでは太いナラの薪を割ってみましょう。軽く叩いたくらいだと跳ね返されてしまいます。
少し強く叩いたらハマったのでこのまま打ち込んでみます。
大丈夫ですね。割れます。
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ファイヤーサイドのキンドリングクラッカーと、そこまで大きな違いは感じませんでした。
「ファイヤーサイド キンドリングクラッカー」と「FIELDOOR アイアン薪割り器」スペックまとめ
最後にファイヤーサイド「キンドリングクラッカー」とFIELDOOR(フィールドア)「アイアン薪割り器」のスペックを一覧にまとめてみました。
そもそも直径と高さが違うサイズを買ってしまったので、全く同じ比較にはならなかったですが、それでも見た目の質感と刃の形状が違いました。
ファイヤーサイド「キンドリングクラッカー」の方が下にいくほどより広がった形状をしていましたが、確かにあの形状によって叩いた時に薪が真っ二つに割れやすくはなると思いますが、とはいえ上から重いハンマーで叩くので、FIELDOOR(フィールドア)「アイアン薪割り器」でも、割りにくさというものは感じませんでした。
また、直径がかなり違いますからFIELDOOR(フィールドア)だと大きな丸太とかでもいけちゃうんじゃないかと思います。
ただ、大きいといってもキャンプで使う薪は直径19cmでも十分余裕で入りますので、FIELDOOR(フィールドア)「アイアン薪割り器」は、丸太とか割りたい人ならサイズ感としては有利かもしれませんが、ファイヤーサイド「キンドリングクラッカー」でもキャンプで使う用途でしたら十分いけるんじゃないでしょうか。
どちらも薪はしっかり割れるので、あとはデザインとお値段と好みですかね。
ファイヤーサイド「キンドリングクラッカー」
FIELDOOR(フィールドア) 「アイアン薪割り器」
皆様のキャンプ道具選びの何かの参考になれば幸いです。これからキャンプに行かれる方はお気をつけて行ってらっしゃい!
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