【渡嘉敷】渡嘉敷島に大量に漂着し、除去されて桟橋などに山積みされている軽石を有効活用しようと、元渡嘉敷村長の座間味昌茂さん（81）は、植木鉢や屋敷囲いのブロック塀沿いに敷き詰めて、雑草防止に役立てている。
座間味さんは大量に放置された軽石を見て、有効活用できないかと思いを巡らせていた。村内の公共施設に設置される大型の植木鉢や庭の植木周辺、空き屋敷などに生える雑草を、軽石で防げないかと考えた。軽石をしばらく野ざらしにして塩分を抜き、渡嘉敷診療所入り口の植木鉢に敷き詰めると雑草が生えなくなり、見栄えが良いと住民からも好評だ。
座間味さんは「繁殖力の強いアワユキセンダングサなど外来植物の繁殖や庭木、盆栽などの雑草防止に役立つのではないかと思う」と話した。
（米田英明通信員）
