ロザン菅、謝罪会見は「やった段階で詰んでんねん」"許さない"風潮はなぜできた?

1月14日、お笑いコンビ・ロザンのYouTubeチャンネル「ロザンの楽屋」では、”謝罪会見をしても許さない”風潮についてロザンが議論する動画を公開。ロザンの持論に視聴者から共感の声が上がっています。

■菅、謝罪会見は「やった段階で詰んでんねん」”許さない”風潮はなぜできた?

冒頭で、子ども時代に親や先生に怒られた時の場面について言及する菅広文さん。

親や先生から「何でこんなことしたんや」と言われ、「すんません」と謝ると、「いや、すんませんじゃない、何でこんなことしたんや、理由を言え」と言われます。

そして理由を言うと、「言い訳するな!」とさらに怒られる結果になると言う菅さん。

「あの弊害が大人になっても起こってるなと思うんですけど、どう思います?」と疑問を投げかけます。

宇治原史規さんが「具体的に言うとどういうこと?」と聞くと、「具体的に言うと、例えば謝罪会見があった場合に、理由説明するやん。あれ多分みんな聞いてないねん」と、謝罪会見を例に出す菅さん。

「あれも言い訳に聞こえるわけよ。ほんならもう謝罪会見て、やった段階で詰んでんねん。だってこっち聞く気ないんやから、基本的に周りは」「だからもう、どうやったって許さない」と、謝罪会見を開いても世間が許さない風潮は、”言い訳するな”の弊害だと語ります。

菅さんの話を聞き、宇治原さんも「あとさ、隠そうとしたり、嘘つこうとしたりするのもそれかなって言う気がしたな」「何か説明したら『言い訳すな』って言われるから、それやったら、出来るだけ何もバレないようにしといたほうがいいなってなりそうやな」とコメント。

■理由を聞いただけなのに…菅「もう詰んでんねん俺」

また、菅さんは「理由を聞けないという弊害」もあると言います。

ある時、マネージャーから、本来であれば電話で連絡が来るはずの案件がメールで来たことがあったそう。

そこで、菅さんが「あれ、何でこれメールでしたん?」と聞いたところ、マネージャーからは「すんませんでした」と謝られたと言います。

「『いや違う違う、何でメールで(連絡)したか俺聞いてんねんけど』ってなったら、もう詰んでんねん俺」「完全に怒ってる人やねん。俺、怒ってないねん」と菅さん。

菅さんとしては、マネージャーを責めたのではなく、ただ単にメールで連絡をくれたことの理由を聞きたかっただけなのです。

宇治原さんが、「(メールで連絡した)理由が筋が通ってたら、今後はそれはメールにしてもらおうと」と菅さんの意図を代弁すると、「そういうこと!」「ほんなら次からそれメールでいいよってなっただけやねん」と菅さん。

宇治原さんが、「ところが、あの頃の思い出があるから、このまま言ったら『言い訳すな』って言われるぞって、向こうが勝手に思ってんねんな」と言うと、菅さんは「言っても怒られるしってなったら言わへんやん。でもこっちも理由わからへんから、改善のしようないし」と、理由を聞けないいことへの悩みを吐露。

■ロザンのトークに視聴者「同意が止まらない」

他にも、菅さんが順番にビンタされた話や、宇治原さんの子どもの頃の話などを交えながら議論していった今回の動画。

今回のロザンの議論に対し、ネット上では「めちゃ共感!謝罪よりもどういう理由で失敗したのかの理由の方が大事ですよね」「もう子供の頃からずっと思ってた事ドンピシャ過ぎて感動した」「動画の最初からずーっとずーっと同意が止まらない!」との声が上がっています。

「言い訳するな」と同様の経験をした視聴者も多いようで、ネット上にはたくさんの共感の声が上がっていました。

【番組情報】
ロザンの楽屋
https://www.youtube.com/watch?v=-ocrWDzWGOU

(文:二木もなか/編:おとなカワイイwebマガジンCOCONUTS編集部)

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