人気シリーズのおかげでその存在が世に知れ渡った小手伸也

14日から人気シリーズの劇場版最新作「コンフィデンスマンJP 英雄編」(田中亮監督)が公開され同日、都内で行われた舞台あいさつに主演の長澤まさみ、東出昌大、小日向文世らとともに小手伸也が出席した。

同シリーズは信用詐欺(コンゲーム)師のダー子(長澤)、ボクちゃん(東出)、リチャード(小日向)が、さまざまな業界を舞台に、壮大かつ奇想天外な計画で、欲望にまみれた人間たちから大金をだまし取る姿を描いた痛快エンターテインメントコメディー。

小手はフジテレビで2018年に放送されたドラマ版から出演。もともと神出鬼没な腕利きの詐欺師で、仕事ではターゲットやその周辺の組織に潜り込み、コンフィデンスマンたちのお膳立てを主に担当する名物キャラ・五十嵐を演じている。

「これまで小手がインタビューなどで何度も明かしているが、『コンフィデンスマン』が連ドラ初レギュラーで、それまではコールセンターでアルバイトをしながら生計を立てていた。かなりの演技派で美声。今や映像作品に欠かせない存在となっているが、『コンフィデンスマン』の制作サイドが見いださなければ、世に出ることもなく埋もれてしまいバイト生活を続けていたかもしれない」(テレビ局関係者)

早稲田大学卒業後、自ら劇団を主宰し舞台での活動が中心だったが、2016年のNHK大河ドラマ「真田丸」で注目を集め、「コンフィデンスマン」以後、フジテレビ系の「SUITS/スーツ」シリーズ、NHK朝の連続テレビ小説「なつぞら」に出演。

出演した昨年7月期のTBS系ドラマ「TOKYO MER~走る緊急救命室~」は映画化が決定し来年公開される。

17日からは出演するフジテレビ系ドラマ「ドクターホワイト」がスタートするなど、多忙を極めている。

© 株式会社ジェイプレス社