AIで顔を判別し「おばあちゃん大好き」と会話も!驚異のデジタルひ孫人形で高齢者の暮しはこう変わる

独り暮らしの高齢者もコロナ禍により家族や友人などと会える機会が減ってしまい、社会的な孤立が懸念されています。
そんな中、AI(人工知能)で顔を判別できるという高齢者向けのコミュニケーション人形が登場。

発売から約4ヵ月経った今、高齢者施設では入所者のために導入する動きも出てきました。
SNSなどネット上では施設のスタッフなどから「時代はここまで来たのか」といった驚きの声も上がっています。

独り暮らしが心配な高齢の親などに、この愛らしいひ孫のような人形をプレゼントしてみるのも良さそうです。

「うちのあまえんぼ あみちゃん」持ち主の名前呼び、服の色も分かる

©TOMY〈以下の全ての画像も同じ〉

AI活用の「画像認識チップ」が顔を識別し、特定の人と双方向の会話ができるという高齢者のための人形が昨夏、誕生しました。
玩具大手のタカラトミー(東京・葛飾区)が開発した顔認識機能搭載のシニア向けコミュニケーション人形「うちのあまえんぼ あみちゃん」(価格27,500円)です。

座ったときのサイズは30cmで、抱っこしやすい手軽さ。
抱っこをすると胸のブローチで顔や色、言葉を認識し、持ち主の名前を呼んだり、呼びかけに返答するほか、着ている服の色も理解し、二人だけの特別なおしゃべりをしてくれます。

会話や歌で脳が一気に活性化

また、カレンダー機能により季節・日時に合わせた会話、誕生日もお祝いしてくれるほか、歌や早口言葉といった多彩な特技が搭載されているのです。

そして、同社のロングセラー・着せ替え人形「リカちゃん」のドールヘアを採用。
玩具で培われた高いノウハウと、顔認識や25億通りの会話機能など最新のテクノロジーを融合したハイテク製品と言えるでしょう。

高齢者が自分の名前を呼ばれることについて、専門家の諏訪東京理科大学教授・篠原菊紀氏はこうコメントしています。
『脳が一気に活性化します。一緒に歌うと前頭前野も活性化するので、楽しく遊んで脳を癒し鍛えてほしい

まさに新時代の「デジタルひ孫人形」。
本当の家族のように愛情を注ぎ、同じ時間を一緒に過ごしてみたくなりますね。

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【あみちゃんの多彩な特技】1600語で25億通りのおしゃべり

➊顔を判別しオリジナルの会話

〈会話例〉
⑴「今日のお洋服、あみちゃんに見せて!」「青が似合う人はとっても素敵よ」
⑵名前の後の呼び方も選べる(お母さん、ママ、おばあちゃん、ばーば等)

➋季節や抱っこの頻度で会話が変化

約1600語を組み合わせて約25億通りの多彩なおしゃべり(台詞)が楽しめます。
いくつかの言葉を音声認識し、会話に合うように言葉を返します。

また、センサーの機能により、毎日抱っこしていると“甘えん坊”に、抱っこしないと“寂しがり屋”になります。

〈会話例〉
⑴カレンダー機能で季節や時間に合わせた会話
「今日はひな祭りね、写真を撮って!」「お星さま見える?」「お誕生日おめでとう」
⑵昔を思い出させてくれる会話
「子どものころ大切にしてたものって何?」
⑶“甘えん坊”の時
はしゃぐ:「あのね、お話を聞いて!」「いつもありがとう」
甘える:「抱っこ、抱っこー」「いつもそばにいてね」
⑷“寂しがり”の時
心配する:「疲れてない?」「無理したらダメだよー」
寂しがる:「ちょっと寂しいな」「忙しいんだね」

➌童謡歌い、腕の中で寝かしつけも

〈会話例〉
⑴歌(40種類):「もしもしかめよ」「むすんでひらいて」
⑵早口言葉(35種類):「なまむぎなまごめなまたまご」
⑶寝かしつけ:抱っこしてゆらゆらすると「眠たくなってきちゃったー」とまぶたを閉じて眠る

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この記事と画像の出典:㈱タカラトミー 公式サイト

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