グレシーニ・レーシング、マシンカラーリング公開。2022年はアプリリアからドゥカティにスイッチ/MotoGP

 1月15日、ロードレース世界選手権のMotoGPクラスに単独チームで参戦することになったグレシーニ・レーシングは、2022年のチーム体制発表を開催し、ドゥカティ・デスモセディチGP21のカラーリングを公開した。

 グレシーニ・レーシングは、アプリリア・レーシングとタッグを組み、『アプリリア・レーシング・チーム・グレシーニ』としてアプリリアのファクトリーマシンであるRS-GPを使用してMotoGPクラスに参戦していた。

2022MotoGP:グレシーニ・レーシングのドゥカティ・デスモセディチGP21

 2020年にIRTA(国際ロードレーシングチーム連盟)との間で最高峰クラスに少なくとも2022年から5年間参戦することに合意。ところが、アプリリアではなく別メーカーのマシンを走らせ、インディペンデントチームとして参戦することを発表した。

 そして2021年6月に、2022年シーズンからドゥカティのマシンにスイッチすることを明かした。また、ライダーはMoto2クラスで戦ったファビオ・ディ・ジャンアントニオとアビンティア・エスポンソラーマからMotoGPクラスを走ったエネア・バスティアニーニのイタリア人コンビを起用することもアナウンスした。

 そんなグレシーニ・レーシングが、ドゥカティ・デスモセディチGP21のカラーリングを公開。マシンはライトブルーを基調にドゥカティのレッドのラインが入ったデザインとなる。

2022MotoGP:エネア・バスティアニーニ、ナディア・パドヴァーニ、ファビオ・ディ・ジャンアントニオ(グレシーニ・レーシング)

■ナディア・パドヴァーニ(チームオーナー兼チームプリンシパル)
「私たちが強く信じて、この1年間ノンストップで取り組んできたプロジェクトをついに発表することができる。私たちはとても意欲的で、MotoGPチームとして最初に発表することになった」

「また、私たちのバイクは美しいと信じている。ファウストも上から見ていると思うし、自分の家族を誇りに思ってくれていると思いたい。家族と仕事での区別はなく、私たちは一体。ディジャもエネアも、とても調子がよくて、早く始めたいと思っているようだった。主役のひとりとして、パルクフェルメに姿を現すことを目標にしている」

2022MotoGP:エネア・バスティアニーニ(グレシーニ・レーシング)

■エネア・バスティアニーニ
「最初に見たときは、ちょっと不思議な感じがしたけど、今は生で見ると、本当に素晴らしいよ。こんな素晴らしいマシンだから速くないといけないね。あと20日ほどでテストに向けて出発するけど、ドゥカティに戻るのが楽しみで仕方ないから、幸運にも短い期間だ」

「最初のテストでは、すでにチームのみんなに会って、お互いのことをよく知り、一緒に仕事をする機会を得た。とても面白いシーズンになると思うし、素晴らしい結果を残せると確信している。シーズンのスタートが待ち遠しいよ」

2022MotoGP:ファビオ・ディ・ジャンアントニオ(グレシーニ・レーシング)

■ファビオ・ディ・ジャンアントニオ
「2022年シーズンが目前に迫っている。MotoGPでの最初のシーズンとなるが、とてもクールなものになるだろう。学ぶことはたくさんあるが、レースごとに成長していくことを期待しているし、もしかしたら素晴らしい結果を残せるかもしれない」

「もう少ししたら、マレーシアとインドネシアで行われるテストに参加する。この“美しいビースト”に再び乗るのが待ち遠しい。冬休みはいつも長すぎて、もう何日も何時間も数えているんだ。そしてこのバイクは壮観だ」

「たぶん今まで乗った中で一番美しく、今まで見た中で一番美しい。その独特のメインカラーは、まるで70年代のレトロスタイルのバイクのようで、サーキットでは間違いなく見分けがつくだろう。特別で、オリジナルで、美しい。唯一無二の感情だ」

2022MotoGP:グレシーニ・レーシングのドゥカティ・デスモセディチGP21

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