南太平洋の噴火による海面変動 相模湾・三浦半島で20センチ未満予想

気象庁=東京都港区

 南太平洋のトンガ諸島で15日発生した大規模な火山噴火の影響で日本の沿岸でも潮位変化の可能性があるとして、気象庁は同日、北海道から沖縄にかけての沿岸に津波予報を発表した。相模湾・三浦半島で予想される海面変動は20センチ未満で被害の心配はないという。

 同庁によると、噴煙の高度は約1万6千メートルに達し、トンガ諸島で80センチの津波を観測したことなどから、日本への影響を調べていた。影響が出始めるのは早い所で15日午後9時ごろとみており、今後1日程度は海面変動が継続する可能性が高いとしている。

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