魚大群、カルガモびっくり 広島市西区の御幸川で住民撮影

魚の群れを避けながら泳ぐカルガモ(奥さん提供)

 15日午前11時ごろ、全長約30センチの魚が広島市西区の御幸川に群れで現れ、水面でくつろいでいた数羽のカルガモが岸に追いやられる光景を住民が撮影した。

 草津本町の会社員、奥大地さん(48)が、広島電鉄宮島線の草津駅に近い場所で発見。「ボラだと思う。海が近いので魚はよく上ってくるが、これほどの群れは初めて」と映像に収めた。

 満潮から潮が引き始めた川で、無数の魚が身を寄せてピチピチと音を立てる様子に、日本野鳥の会広島県支部の日比野政彦さん(70)は「カルガモは藻などを食べる。餌でない魚が大量に来てとまどっているのでは」と話した。(江頭香暖)

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