栃木県内新たに203人感染 昨年8月以来の200人超 オミクロン疑い7割に

県内の新型コロナウイルス感染者数

 栃木県と宇都宮市は15日、新たに計203人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。200人を超えたのは本県などに国の緊急事態宣言が発令されていた昨年8月28日以来。県内の累計感染者数は1万6790人となった。県によると、県内でも新型コロナ感染者の7割が、新たな変異株「オミクロン株」に置き換わっている疑いがあるという。

 新規感染者は10歳未満~90代の男女。居住地別では宇都宮市が最多の70人で、佐野市19人、小山市16人、足利市12人、那須烏山市、茂木町で各10人と続き、県内22市町で確認された。

 県と宇都宮市は15日、計518件を検査した(委託の未集計分は除く)。累計検査件数は54万4375件、退院者1万5802人、入院者126人、宿泊療養者217人、自宅療養者634人、入院調整中8人、重症者0人。

 一方、県と宇都宮市は14日から、新型コロナ感染者の濃厚接触者の自宅待機期間について、国の方針を受け、これまでの14日間から10日間に短縮した。県によると、8~14日に実施した感染者のスクリーニング検査では、デルタ株の陰性率が72%だった。県はオミクロン株への置き換わりが進んでいるとみている。

県内の新型コロナウイルス感染者(15日発表)

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