なにわ男子・大橋和也&シソンヌ・長谷川忍の「黄金の定食」がスタート! 佐久間Pが明かす2人の起用理由とは?

テレビ東京ほかで本日1月16日からスタートする「黄金の定食」(日曜深夜1:35)の放送を目前に控え、MCを務めるなにわ男子・大橋和也とシソンヌ・長谷川忍、そして、番組を手掛ける佐久間宣行プロデューサーによるリモート取材会に出席。番組の見どころを語った。

同番組は、町の定食屋から知る人ぞ知る名店まで、さまざまな店を巡り、どの定食を食べるか悩み抜いて、選んだ定食をひたすら食べまくるグルメ番組。初回は、特大アジフライをはじめ、ボリューム満点な定食メニューが並ぶ文京区千駄木にある、大人気大衆食堂を訪れる。

取材会の冒頭、大橋は「シソンヌ・長谷川さんと、佐久間さんと、僕と、スタッフさんで作り上げるこの番組を、一生懸命皆さんにお届けして『おいしいそう』とか『食べたいな』と思ってもらえるように頑張ります」とあいさつ。長谷川も「本当に、定食何食べるかを悩んで、ただ食べるだけという至ってシンプルな番組なんですけど、皆さんが家で1人で見ていてもほっこりできるような番組になればいいなと思っています」と意気込みを述べた。

佐久間プロデューサーは「年末に#1のロケをやって完成しているんですけれど、非常に雰囲気もよくて、今風に仕上がっていると思います。あと、ほとんどすべてのグルメ番組史上、一番食べるところが長いんじゃないかなと(笑)。食べるところをライブと捉えて音楽を3曲ぐらいかけてお見せするっていう。見たらびっくりするかもしれないですけど、今の時代にぴったりな番組が作れている気がするので、ぜひ皆さんに見ていただきたいと思います。何より大橋くんと長谷川くんがすごくおいしそうに食うので、その姿も見ていただきたいなというのが見どころです」と番組の内容を紹介した。

続けて、大橋を起用した経緯について「この企画をやるチャンスをいただいた時に、大橋くんのなにわ男子のYouTubeとかをいろいろ見た時に、めちゃくちゃ食べるのが好きっていうのと、一番おごりがいのあるキャラクターだっていうのを見て。それから興味を持ってちょっと調べてみたら、すごくうまそうにいろんなものを食べるんですよ。それで企画にすごくピッタリだなと思ってずっと覚えていました」と明かした。

加えて、長谷川に関しては「僕、ジャニーズさんと仕事をさせていただくのはたまにしかなくて、(同局で)『トーキョーライブ』っていう番組があって、各事務所の各グループのバラエティー担当の皆さんと生放送をやった時があって。その時、パートナーで(博多)大吉さんと一緒に行って、その後に、ジャニーズWESTとHey! Say! JUMPが生放送をやった時も僕がプロデューサーをやって、その2回しかないんですよ。その時に、麒麟・川島(明)さんと仕事をして、大吉さん、川島さんとジャニーズさんってすごいいいなと思って。でも、2人ともその後めちゃくちゃ売れたんで、じゃあ誰かなって思ってたら、長谷川くんがジャニーズさんといいコンビネーション組める人になるんじゃないかと勝手に思って、会社を説得したっていう感じです(笑)」と話し、手腕に期待を寄せた。

それを聞いて、長谷川は「いや~、非常にプレッシャーですね。これは」と恐縮。大橋は「この番組がまず、グルメ番組なのかバラエティー番組なのか、まだ全然分かっていなくて。でも、佐久間さんがやっている『ゴッドタン』(土曜深夜1:45)とか見ていたので。それが佐久間さんだとはまだ幼い子どもだったから分からなくて、それで見返したらほんまに面白いなって思って。グルメ番組+バラエティーで新しいものを長谷川さんと作っていきたいなっていうことなので、だからまだまだ僕たちの中で模索しながら楽しい番組を作りたいと思っています」と気持ちを引き締めた。

お互いに対する印象を聞かれると、長谷川は「大橋くんは本当に後輩感というか、一緒にいるとかまってあげたくなるというか、かわいらしいキャラクターの子だなぁと思いながら、ちょっと天然なところもあるんですけれども(笑)、コメントとか自分が思ったことをちゃんとしゃべれる、そういったギャップもすごく魅力だなと思いました。さっき知ったんですけど、大橋くんてなにわ男子のリーダーだったんだって。一番リーダーっぽくないなって思ってたのに(笑)。でもよくよく考えればコメントの強さとか番組の仕切りとか結構きっちりやるんで、そういったところでやっぱりリーダーなんだなって感じましたね」と感心しきり。

一方の大橋は「ネタとかコントとかを見させていただいて、すごく面白いなって思って。会った時は『どうしようかな、ちょっと怖いな』っていうイメージやったんですけど、しゃべってみたら…何て言うか、すごく立ててくれるんですよ。僕の言葉を全部拾ってくださったり、番組でもプライベートとかでも。初めての収録の時も『買い物行きましょう』って言ったんですよ。絶対行ってくれへんやろなって思ったんですけど、『行きましょう』って言ったら、『あ、行こ行こ』って感じで行ってくれたり。その日一緒に買い物に行って、靴下買いました(笑)」と長谷川との意外なエピソードを披露した。

定食のメニューを悩んで選ぶ本番組の見どころに関して、長谷川は「(店に)自分で行っていれば気になったやつを結構頼んじゃうんですよ。『孤独のグルメ』(同系)を見るようになって、1品じゃなくていいんだっていう。食べたいものを食べるのはありなんだなっていうのを知って、結構あれをまねするようになっちゃったんですね。そのつもりで(収録に)行ったんですよ。そうしたら『定食1品に小鉢1個だけです』って限定されちゃったので、そうなった時にすごく悩んでますね。なかなか決まらない時もありますね。コロコロぶれるシーンが出てきますんで、そこを楽しんでいただけるかなと思います」と伝えた。

大橋は「僕もほんま一緒で、プライベートで定食屋さんに行ったら僕、結構食べるんで3、4、5品おかず頼んでご飯大盛りにして、ご飯もお替りしたりする人なので。番組的にも二つ選べるんですよ。AとBの二つ選んで、最終的にBを食べたいと思ったら、Aをほかの人が食べるのを見て、よだれ出て、そっちが良かったかなーって悩まされるっていう番組なんで、僕の中ではすごく悔しいんです(笑)。すごく悔しいんですけど、おいしいんですよね、やっぱり。定食屋さんに行って、全部がおいしそうで、プライベートでも行きたいと思うぐらいなんで、全部食べたいですね。入ったところには」と選択を余儀なくされる、ぜいたくかつ過酷な番組のルールを解説した。

また、なにわ男子のメンバー同士で食事に行く時に、メニューを共有するかと問われると、大橋は「僕はメンバーと違うものを頼むんですよ、絶対。ちょっともらおうと思って(笑)。でも『ちょうだい』って言うとみんなくれないんです。『ちょうだいちょうだい星人』って呼ばれてます(笑)。だからみんながよそを向いた時にペッて盗ったろと思って、注文してます。いつも」と、おちゃめなエピソードで笑わせた。

佐久間プロデューサーから「なにわ男子はお兄さんチームがおごるんだ?」と聞かれ、「そうです。20歳以上の人がおごる。今、10代が道枝(駿佑)と長尾(謙杜)なんで、ほんまに長尾と道枝からは、毎回『ご飯行きましょう』ってむっちゃ言われます」と話すと、長谷川は「それ吉本(の芸人)もそうです。先輩が後輩に。だから、渡辺直美にごちそうしなきゃいけないっていう、分からない状態がある(笑)」とぼやくと、佐久間プロデューサーが「売れてる後輩にね(笑)」と哀れまれ、「一番納得いかないやつ!」と長谷川は苦笑した。

記者からの質問で、大橋のバラエティー対応能力を質問され、佐久間プロデューサーは「(一緒に)仕事をすることになったからほとんど見たんですよ、なにわ男子のYouTubeとかも。とにかくどんな時も心が折れなくて明るいっていう、それはすごいなって思いますね。テンションが低い時がほぼないっていうのと、あと楽しそう。この仕事が好きなんだなっていうのが伝わってくるんですけど、それっていいなって思いつつ。それがこの番組では、本当にご飯が好きなんだなっていう感じに伝わるところですよね。問題は、僕がなにわ男子の動画を家で見ていたせいで、妻がファンクラブに入ってしまったっていう(笑)」と家庭の事情を告白。

それに驚いた大橋が「でも、それは僕のファンですよね。僕を見てるっていうことは…」と投げかけると、佐久間プロデューサーは「そうですね。妻は本当にみっちー(道枝)のファンになって(笑)。俺は大橋くんの動画をずっと見てるんだけどさ。妻がみっちーのファンになった」と応じ、大橋は「みっちーかい!(笑)。でもうれしいですね、なにわ男子を好きなってくれてありがとうございます」と少々残念そうにしながらも、喜んで感謝した。

1人でグループから離れて番組を持つのは、今回の大橋が初めてとなるということで、大橋は「自分でも初めてやし、メンバーの中からでも初めてやし。そんなに僕ってメンバーの中でもしゃべりが上手じゃないんですよ。メンバーの中に上手な子がたくさんいる中で、こうやって『グルメ=僕』って考えてくださっているのがすごくうれしくて、そこをすごく頑張りたいって思う気持ちでいっぱいですね。メンバーに伝えたら『めっちゃいいやん!』って言ってました。『何食べれるん?』って年下組はそんな感じで、年上組は『え、待って。佐久間さん? 『ゴッドタン』みたいなん?』て盛り上がりました(笑)」と報告。

「それ、どっちなんだよ。心配っていうのと(笑)」と佐久間プロデューサーがツッコむと、大橋は「そうですね事務所の方たちはめっちゃ心配してましたね。マネジャーさんとかすっごい心配してました。僕を出すことは本当に勇気のいることなんやって言われましたね。1人でポンと出すのは」と明かし、「ほんまにどう調理されるのかっていうのは、めちゃくちゃ楽しみなんです。今後はやっぱりこうやってバラエティー番組をたくさん作っていらっしゃる方なので、バラエティーをもっともっと知りたいと思いましたので、勉強も兼ねて楽しめたらなって思います」と前向き。

ほかのグルメ番組との違いについて、佐久間プロデューサーは「ご覧になって驚くと思うんですけど、頭の4分か5分、ただメニューを見てしゃべってますからね。メニューを見てしゃべってて、想像でものを言っていて、その後でディレクターの密着VTRを見て悩んで、それでその後、常連さんが出てきて悩んで。何がすごいって主役の2人が食べるより先に、普通の素人のおっちゃんが食べるんです。主役の2人が食べるのが最後で、その前によく知らないおじさんたちが食うのを先に見せられるっていうグルメ番組って、あまりないと思う。最後に2人が食べるんですけど、食リポっていうのではなくて、どちらかというとライブっぽく見せようと思って、グルメ番組で使わないカメラとかを入れて6分くらいただ食べてるところを見せる編集にしているから、そういうのはあまり見たことがないんじゃないかなと思います。ちょっと変わった構成なんですけどでも確実に、翌日食べたくなるような番組になったなと思います」と手応え十分のようだ。

長谷川も「本当におじさんが食べているのを見て、感想を聞いてる時に『俺、何やってるんだろう?』っていう気持ちになりました。でも本当にその常連さんたちの情報をいただいて、最後に自分で決めて食べた定食は、よりおいしくなる感じがしたんで、何か意味があった行為だなと思いましたし、選べない時間がまた想像が膨らむんで、なおさら食べた時においしく食べられるのかなっていう、いい意味でお預け食らってる状態なのかなって思いますね」と振り返る。

大橋は「僕が食べたいって思うものを選んでいたんですけど、ほかの人が食べてるのを見るとこっちがいいなっていう“惑わし”がめちゃくちゃあるんですよ。自分の中で自問自答っていうか、悔しい気持ちでいっぱいな番組なんですよね。『ああこっち食べたらよかった。でもおいしかったけどな』っていうのもあるので、いろんな食べ物が見られるっていうのは、すごくいい番組だなと思ったし。ちょっとちゃうなと思ったのは、グルメ番組だと思っていたんで、長谷川さんと一緒に結構食べながらしゃべったんですよ。しゃべってたら『全然しゃべんなくていいよ』って佐久間さんから言われて、『あれ? どういう番組なんやろ?』ってほんまに分からないんですよね。ほんまに6分食べてるだけのシーンを流してるって言いはったんで『ほんまにしゃべらなくていいんや』っていうのはあります」と、番組の意図が理解できないまま収録が進められた様子。

最後にあらためて、大橋は「ただ悩んでおいしく食べて、最後に喫茶店で反省会という斬新な番組なんですけど、これを見て『楽しい番組やな』とか『ここ食べに行こう』っていうシンプルな考えを持ってくださったら、すごいうれしいなと思うので、ぜひ見てください」、長谷川は「どんな人が見ても楽しんでいただけるように。そして次の日の献立に僕らが食べたものが食い込んでいけるような番組になったらいいなと思ってます」とアピール。

佐久間プロデューサーが「見ていただければ分かりますが、本当においしそうな番組です。深夜にこれを見ていただいた翌日、食べたいなと思っていただきたいなと。今後『定食といえば』というような人気の定食屋さんとかも出てくるので、メニューに悩みがいがあり、本当に見ていて楽しくておいしい番組になると思います」と視聴を呼びかけ、取材会を締めくくった。

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