渡具知氏、岸本氏が論戦 名護市長選に向け公開討論会

 16日告示、23日投開票の名護市長選に向け、名護青年会議所は15日、立候補を表明している現職の渡具知武豊氏(60)=自民、公明推薦=と新人の岸本洋平氏(49)=共産、立民、社民、社大、にぬふぁぶし、れいわ推薦=の2氏による公開討論会を開催した。クロス討論では米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設問題や子育て支援3事業無償化などについて論戦を交わした。

 辺野古移設へのスタンスについて「工事を認めた上での黙認ではないか」との岸本氏の指摘に渡具知氏は「一度も工事を認めたということはない。私の注視するという考え方は明確なスタンスだ。黙認の批判には当たらない」と答えた。

 子育て支援3事業の継続について「詳細な財源を示してほしい」とする渡具知氏の質問に、岸本氏は「再生可能エネルギー導入による光熱費削減やふるさと納税、広大な市有地の活用で新たな収入を得て必ず実現する」と述べた。

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