ブレーブス・アクーニャJr.の弟がツインズと契約 16歳の遊撃手

日本時間1月16日、国際FA選手との契約可能期間がスタートした。ツインズはプロスペクト(若手有望株)の情報を専門的に扱う「MLBパイプライン」の国際FA選手トップ50にランクインしている選手のうち、17位のヤセル・メルセデス外野手と契約金170万ドル、35位のイルバー・ヘレーラ遊撃手と同70万ドル、39位のブライアン・アクーニャ遊撃手と同65万ドルで合意。ベネズエラ出身の16歳の遊撃手であるアクーニャは、ブレーブスのスター外野手、ロナルド・アクーニャJr.の弟である。

アクーニャは2005年8月11日生まれの16歳。右投右打、身長180センチ、体重70キロの遊撃手だ。「MLBパイプライン」は各選手のスカウティングレポートを公開しており、アクーニャについて「ブライアンの苗字とスキルには見覚えがあるはずだ。この10代の若者は、1997年にメッツと契約した父ロナルド・シニア、2015年にブレーブスと契約した兄ロナルド・ジュニア、2018年にレンジャーズと契約した兄ルイサンジェルの足跡を辿ろうとしている。ブライアンは野球一家に育ち、それがスキルにも表れている。野球に取り組む姿勢と打撃センスが評価されているのだ。アグレッシブなプレーをする選手であり、現時点で自らに欠けているものを野球IQやセンスなどで補っている。遊撃手としてプロ入りするが、二塁にコンバートされる可能性がある。攻撃的なミドルインフィールダーとみなされるのは確実だ」と伝えている。

メジャーリーグの世界では選手の各ツールについて「20-80スケール」(最低が20、平均が50、最高が80)で評価することが多いが、「MLBパイプライン」ではアクーニャの打撃に「55」、パワーに「45」、走塁に「45」、肩に「50」、守備に「50」、総合評価「50」を与えている。昨季レンジャーズ傘下A級で12本塁打、44盗塁をマークした兄ルイサンジェルとともに、メジャー屈指のスター外野手となった兄ロナルド・ジュニアにどこまで近づけるか注目したい。

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