こんにちは!アウトドア系YouTuberのSLOWCAMPです。今回は、100均セリア(Seria)で購入可能なイワタニガスマッチを、別注モデル風にカスタムしてみました。スプレー塗装を綺麗に仕上げるコツや、分解、組み立て方法を丁寧に解説します!
セリアのイワタニガスマッチをアウトドアカラーにチェンジ!
100均セリアにて110円(税込み)で購入できるイワタニガスマッチ。
以前、▼こちらの記事でも紹介しました。
どこかレトロな「イワタニオレンジ」も嫌いではありませんが、渋いカラーでまとめているキャンプギアの中では浮き気味……(目立つので見付けやすい点はメリット!)。
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ということで、キャンプに馴染むカラーに塗装してみます。
それでは、レッツカスタム!
イワタニガスマッチの塗装工程①:分解
まずは分解していきます!
!注意!
分解、改造は自己責任でお願いします。
step1:シールを剥がす
まずは、注意書きシールを剥がします。
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綺麗に剥がれるタイプのシールではないので、跡が残らないように慎重に。
シールが残ってしまった時は、ハクキンカイロの燃料としてもお馴染みのベンジンを使います。
着なくなった服をカットして作ったウエスに、ベンジンを染み込ませてシール跡を擦ると、ツルンと綺麗になります。
後で登場するシリコンオフでもシールを綺麗に剥がすことができます。
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「ベンジンもシリコンオフも持ってないよ!」という方は、消しゴムで擦るのも手ですね。
step2:ネジを外す
プラスドライバーを使って、ネジを2箇所外します。
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軸が太いドライバーは穴に入らないので注意です(穴の径は約4mm)。
小さいネジなので、紛失に注意して下さい。
step3:黒と透明のキャップを外す
ドライバーの柄の部分を使って、爪(橙)を押し込みながら先端の黒いキャップを外します。
次に透明なキャップです。引っ張れば簡単に外れます。
step4:カバーを外す
本体は橙と白の2つに分かれているので、隙間に爪を入れてカバーを外します。
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強引に引っ張ると、内部の凸凹パーツが折れる可能性があるので慎重に!
step5:中のパーツを取り外す
安全ロック用のストッパー(水色)と、
着火レバー(黒)を外します。
続いて、ガス燃料のタンクをチューブごと外します。
着火の要、圧電素子点火器(カチカチする部分)も外します。
圧電素子点火器には電極線が2本付いていて、1本は小さな穴に通されて外側で固定されています。電極線を曲げて抜き取りました。
分解の難所、安全ロック用のスイッチ部品(黒)。安全ロックの位置を「解除」にして、裏側から指で左右にグリグリと押し込みます。
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【ポイント】
素手だと指先が痛くなるので、厚手の布(ここでは革手)を当てて押し込みます。強引に力を入れると部品が折れる可能性があるので注意して下さい。
安全ロックの黒いパーツが外れたら、分解完了です!
イワタニガスマッチの塗装工程②:塗装
続いて、3つのステップで塗装をしていきます!
step1:シリコンオフで脱脂
step2:プライマーで下地作り
step3:ラッカースプレーで塗装
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下地処理(step1、2)をしないと塗装のノリが悪く、塗装が剥がれる原因になります。手間ではありますが、しっかりと下地を作りましょう。
step1:シリコンオフで脱脂
脱脂スプレーは様々販売されていますが、Amazonベストセラーの『シリコンオフ』を購入しました。
缶をよく振ってから、スプレーをしていきます。
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【注意】
石油系溶剤の強い匂いがします。室内で行う場合は必ず換気をして下さい。
乾かないうちに、ウエス等の綺麗な布を使って拭き取って下さい。
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【ポイント】
ガスマッチの先端を持ちながら作業しましょう!
この先端部分は黒い金属キャップで隠れるので、脱脂や塗装ができなくても問題ありません。
step2:プライマーで下地作り
続いて、プライマーで下地を作ります。使用するのは、Amazonベストセラーの『ミッチャクロンマルチ』。
缶をよく振り、20cmほど離して、薄く均一に1〜2回スプレーします。
角度を変えて全体にスプレーします。ガスマッチの底部分も忘れずに!
乾燥するまで、このまま30分ほど放置します。
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しっかりと乾いたことが確認できたら、次の工程に移りましょう!
step3:ラッカースプレーで塗装
ラッカースプレーはAmazonでタミヤを3色、ダイソーで1色の全4色を購入しました。
いずれもつや消しで、個人的には『ライトサンド』と『オリーブドラブ2』がおすすめ!
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子供の頃、ミニ四駆でお世話になった「タミヤ」、懐かしいですね。
テーブルや床が汚れないように、新聞紙などを敷いておきましょう。
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素手で塗装すると手が汚れるので、ビニール手袋をしておくことをおすすめします(私は素手で行って後悔しましたので……)!
いよいよ塗装です!
綺麗な仕上がりを目指して3回に分けて塗装します。
缶をよく振り、1本線を引くような感覚で20cm程度離してスプレーします。1回目は下地がうっすら見えていても問題ありません。
20〜30分程度で塗料が乾きます。乾くとマットな質感に変化するのが分かります。
続いて、2回目の塗装です。
角度を変えながら満遍なくスプレーします。
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1回目同様、厚塗り厳禁です!
3回目でラストです!先端を持って、塗り残しがないか確認しながらスプレーします。
組み立てた時に裏面の塗り残しが見えてしまうので、裏面もざっと塗装しておきましょう!底面も忘れずに。
キャップも同じ要領で塗装しておいてくださいね。
塗装後の4カラーをチェック!
乾燥後の色味をご覧いただきます!
◇タミヤスプレー TS-46 ライトサンド
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マットなサンドカラーがオシャレですね!
◇タミヤスプレー TS-70 OD色(陸上自衛隊)
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マット感が最も強く出ていて、カッコいい!
◇タミヤスプレー TS-28 オリーブドラブ2
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オリーブドラブはギア感が最高!一番好きかも!
◇ダイソー 補修用ラッカースプレー マットブラック
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タミヤに比べると乾燥に時間はかかったものの、仕上がりは悪くありません。
イワタニガスマッチの塗装工程③:組立
いよいよ最後の工程、組み立てです!
同色ではなく、ツートンの組み合わせも悪くないですね。
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それでは組み立ていきましょう!
step1:黒いスイッチを取り付ける
まずは安全ロックのスイッチ部品(黒)から。
スイッチは「解除」が上向きなので、向きを確認した上で穴に押し込みます。
step2:圧電子点火器を取り付ける
次に圧電素子点火器(カチカチする部品)を取り付けます。
電極線が出ている面が右を向くように嵌め込みます。
電極線の1本は小さな穴に通して折り曲げ、もう一本は先に伸ばしておきます。
step3:燃料タンクを取り付ける
燃料タンクの向きに注意しながら、チューブ根元の白いパーツ位置を合わせて、電曲線の上に重なるようにチューブを先端まで伸ばします。
先端の火口ノズルの位置を切り欠きに合わせます。
step4:着火レバーを取り付ける
続いて、黒の着火レバーを取り付けます。
念の為、押してみて「カチカチッ」と音が鳴るか確認しましょう。
step5:水色のストッパーを取り付ける
安全ロック用のストッパー(水色)も、位置を合わせてはめ込みます。
step6:透明&黒いキャップをはめ込む
続いて、透明キャップ。
そして、黒い金属キャップ。
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爪の位置を合わせて押し込みましょう!
step7:ネジを留める
ネジを2箇所留めて、完成です!
塗装も綺麗に仕上がっていて、イワタニオレンジの面影はありません。
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まさに別注モデルと言っても過言ではないクオリティーに仕上がっています!
爪部分の塗装が剥がれてしまった時の対処法
金属キャップをはめ込む時に、爪の塗装が剥がれてしまう場合があります。
そんな時は、名前ペンで爪を黒く塗りつぶすと簡単にカバーできます。
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面倒でなければ、マスキングしてもう一度塗装するのもアリです!
イワタニガスマッチがアウトドア感溢れるマットなクールなカラーに変身!
別注モデル仕上げ塗装は、個人的にかなり満足感の高いカスタムになりました。
イワタニガスマッチは110円(税込み)で買えることもあり、低コストで楽しめると思います。皆さんも是非トライしてみて下さい!
こちらの記事で紹介した内容は、動画でより詳しく見ることができます。ぜひチェックしてみてください!
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