受験間近の学生さん必見!「錦山天満宮」には合格祈願のご利益が!

江別にある「錦山天満宮」は、明治時代から続く由緒ある神社。長きにわたって地元民に親しまれてきたわけですが、境内を散策してみると面白い発見もいろいろとあるようです。さっそく覗いてみましょう。

錦山天満宮は、明治18、19年に入植した野幌屯田兵たちの「心のよりどころ」として、明治22年に伊勢皇大神宮から御分霊を奉斎し祭祀したのがはじまりです。昭和48年には九州の太宰府天満宮から菅原道真公の御分霊を奉斎し、「錦山神社」から現在「錦山天満宮」へと改名しました。

そのため、受験シーズンともなれば、近くの中高校生はもちろんのこと、道内各地の受験生が合格祈願に訪れています。

さて、そんな由緒正しき錦山天満宮ですが、観光客が訪れてもきっと興味深く感じられるポイントがいくつかあるので、ご紹介していきましょう。まず注目してもらいたいのは、本殿です。

神社としては珍しく、土台部分にレンガが使われているのが見えるでしょうか。江別といえば、レンガの街。こんなところにも江別らしさが現れているのですね。その本殿から向かって右手には梅園があり、梅の季節には美しい彩りを境内に添えてくれます。

さらに梅園の手前に建つ建物には「江別市屯田資料館」との看板が。実はこれ、現存する最古の屯田兵本部建物なのです。「バルーンフレーム」と呼ばれる建築手法が用いられ、北海道の有形文化財にも指定されています。

緑豊かな境内には「錦山緑地」という看板も見られます。この場で森林浴をしながら木々を眺めていると……。

エゾリスが忙しそうに動き回っていました。この可愛らしい住人は、境内のあちこちで発見することができましたよ。

最後になりましたが、錦山天満宮には「えぞみくじ」があります。北海道各地の特産品や名物などをモチーフとした、北海道ご当地みくじシリーズです。神社によってユニークな趣向が凝らされていますが、ここではなんとラジコンのクレーン車を操作しておみくじを引くようです。

江別にある神社ということで、えぞみくじのモチーフとなっている地元の名物は何でしょう?

答えは、レンガをモチーフとした「幸路(サイロ)みくじ」でした! この微妙なダジャレも、えぞみくじの魅力なのです。

楽しい発見にあふれた錦山天満宮、ぜひ実際に足を運んで参拝してみてください。ここではご紹介しきれなかった魅力に、きっと出会えるはずです。

<錦山天満宮>

所在地:北海道野幌代々木町38番地1

電話番号:011-383-2467

公式サイト:https://www.nishikiyama.or.jp

ライタープロフィール

北海道観光カメライター ぶちねこ

北海道の観光スポットや観光施設につながりをたくさん持ってる「ぶちねこ」です。北海道に住んでいると当たり前に思っているものでも、素晴らしい資源がたくさんあります。そんな素敵な北海道の魅力を発信していきます。

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