新型シビックタイプR プロトタイプが登場! Rの文字をあしらったカモフラージュ柄が独特の存在感を放つ【東京オートサロン2022】

2022年にリリースがアナウンスされているホンダ 新型シビックタイプR。その開発車両である新型「シビックタイプR プロトタイプ」が東京オートサロン2022で世界初公開された。詳細なスペックなどは未だ公表されていないが、実車から確認できた部分を解説していく。

ホンダ シビック タイプR プロトタイプ

注目の新型シビックタイプR(プロトタイプ)が東京オートサロン2022に登場!

昨年6月にワールドプレミアが実施され、8月に通算11代目の発売が日本でもスタートしたシビック。

現時点では1.5Lガソリンターボエンジンを搭載したモデルのみが販売されているが、ワールドプレミアの時点でハイブリッドモデルのe:HEVとハイパフォーマンスモデルであるタイプRが2022年にリリースされることがアナウンスされていた。今回、そのタイプRのプロトタイプがついに東京オートサロンで初公開となった。

新型でも高出力なターボエンジンを搭載していることが窺い知れた!

といっても発売日や詳細なスペックなどの新たな情報の発表はなく、歴代シビックタイプRのイラストと「R」の文字をあしらった特徴的なカモフラージュ柄とウインドウには全く内装を窺い知ることすらできないほどのスモークフィルムが貼られた状態となっていた。

そんな状態の展示ではあるものの、フロントバンパーの奥には大型のインタークーラーが鎮座していることが確認でき、先代と同じく高出力なターボエンジンを搭載していることが窺い知れる。

タイヤは先代の20インチに対し19インチにインチダウンがなされているが、245サイズ(245/30ZR20)から265サイズ(265/30ZR19)へと2サイズアップが行われており、装着されるタイヤも先代のコンチネンタルのスポーツコンタクト6から、ミシュランのパイロットスポーツ4Sへと銘柄が変更されているようだ。

そしてブレーキには先代と同じくブレンボ社製のものを採用。形状を見るからに先代モデルと同じく4ポッドのモノブロックキャリパーがフロントに採用されているように見える。

日本を含む右ハンドル圏仕様も存在することが確認できた

また、すでに公開されているオフィシャルの写真や映像では左ハンドル仕様となっているが、今回展示された車両はワイパーアームの向きから推測するに右ハンドル仕様となっていたため、日本を含む右ハンドル圏仕様も存在することが確認できた点は朗報と言えるかもしれない。

[筆者:小鮒 康一/撮影:佐藤 正己]

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