こんにちは!アウトドア系YouTuberのSLOWCAMPです。2022年に本格始動するワークマン。今回は注目の新作ギアの中から、焚き火鋸(のこぎり)『愉し火』を先行してレビューしました!その実力を確かめるために、4本の鋸で切れ味の違いを比較検証。あなたの鋸選びの参考にしてください。
2022年ワークマンの新作発表会に登場! 注目の焚き火鋸『愉し火』
2021年9月30日、ワークマンの新作発表会が行われました!
新作発表会でお披露目されたNEWギアの中に、すでに購入できる商品がいくつか展示されていたのはご存知ですか?
そんな既に購入可能なギアの中から、筆者は焚き火鋸『愉し火(TANOSHI-BI)』を購入してきました。
焚き火鋸『愉し火』の商品スペック
『焚き火鋸『愉し火』180mmオリーブ』スペック
- 価格:2,480円(税込み)
- サイズ:23×60×212mm
- 刃部材質:SK-85(衝撃焼入、フッ素コート)
- のこ板厚:0.8mm/切り溝幅:1.1mm±0.05mm
- 刃渡り:180mm/刃ピッチ:3.2mm
実は焚き火鋸『愉し火』は、すでにワークマンで販売されていて(見掛けたことはありませんが……)、Amazon、楽天、DCM系列のホームセンターなどでも購入できます。
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つまり『高儀』の既製品であり、ワークマンオリジナルの新製品ではないのです!
ワークマンの得意とする分野の製品はワークマンオリジナルが多いですが、道具関連は高儀の他、今回新たに採用されたモンターナといったお馴染みのメーカーの商品を採用しているようです!
アウトドアに馴染むデザインがカッコいい
アウトドアらしくパラコードのストラップが付いています。
黒いブレードには焚き火を楽しむキャンパーのシルエットが描かれ、フッ素コートが施されています。
持ち手やプッシュボタンのカラーはオリーブ。カラーリングもイラストもキャンプにマッチします!
2段階切り替え可能
ブレードの背には切り欠きが2箇所あり、角度は2段階で切り替えることができます。
折り込み時にロックはありませんが、ブレードの引き出しが固めなので問題なさそうです。
よりコンパクトな高儀『シャークソー』も購入
同じく高儀の『シャークソー』も購入してみました!『愉し火』のベースになった125mmのモデルです。
シャークソーの商品スペック
『高儀 シャークソー仮枠用125mm』スペック
- 価格:910円(税込)
- サイズ:23×60×164mm
- 刃部材質:SK-85(衝撃焼入、クリアコート)
- のこ板厚:0.8mm/切り溝幅:1.1mm±0.05mm
- 刃渡り:125mm/刃ピッチ:2.5mm
コンパクトで扱いやすい
先ほど紹介した『愉し火』は180mm、シャークソーは125mmでコンパクト。ブレードの2段階ロックも同じで、グリップも厚みがあって握りやすいです。
『愉し火』と比較すると、グリップの形状や色が異なるだけであとは同じ仕様です。
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アウトドア仕様にした『愉し火』が、シャークソーの価格の倍って……(汗)。
ブレードにはサメのマーク
ブレードにはサメのマークが描かれています。
『愉し火』の方がカーブが大きい
『愉し火』とシャークソーを並べてみると、180mmタイプの『愉し火』方がブレードがカーブしています。
ダイソー『折込鋸』はコスパ◎!
ちなみに、普段はダイソーの折込タイプの鋸(330円(税込み))を使用しています。
ダイソー『折込鋸』の商品スペック
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鋸って、キャンプで必須かと言われるとそうでもない……。
ある意味ロマン枠ギアなので、とりあえず鋸が欲しい人はダイソーでもアリ!
持ち運びには大きさが気になる
サイズを比較してみると、125mmのシャークソーはコンパクトですね!
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欠点を挙げるとすれば、キャンプ用途には少しばかり大きめなところ。
300円+税のハイコスパ鋸!
ダイソーの折込鋸のコスパは、化け物クラス!
折り込んだ状態でも、開いた状態でも、しっかりロックがかかり、グリップのしやすさも気に入っています。
ダイソーの方がピッチが狭いですね。
小型で便利な高儀『ハイブリッドソー』
ワークマンで販売されている、同じく高儀のハイブリッドソーも見てみましょう。
片面がカッターで、もう一方が鋸になっている便利なアイテムです。
『愉し火』の刃と比較すると、ハイブリッドソーの方がピッチが狭いですね。
替刃式なので、刃が切れなくなったら替刃に交換して使えます。
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シャークソーと互換性があるので、替刃も安く購入できるようです!
高儀『シャークソー』にストラップを付けてみる
少し寄り道をして、シャークソーにストラップを付けてみます。
材料はセリアのガイロープ
セリアで購入したテント用の黒いガイロープ(110円(税込み))を使用します。
ストラップの作り方
せっかくなので『愉し火』のストラップと同じ、「スネークノット」という結び方をしてみます。
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結び方は、You Tubeで「スネークノット」と検索すれば、解説動画がヒットしますので調べてみてください!
1.ガイロープの先を炙って、ほつれ止めをします。
2.丁寧に編んでいきます。
3.完成!
パラコードやガイロープを付けることで、アウトドア感が増して愛着も湧きますね。
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今回は太さが4mmのロープを使いましたが、3mmくらいが結びやすくて仕上がりも綺麗になりそうです。
4本の鋸の切れ味を比較検証! 焚き火鋸『愉し火』の実力は?!
ここからは針葉樹と広葉樹の2種類の薪を、4本の鋸を使って切り比べをしていきます。
- ワークマン(高儀)/ハイブリッドソー
- ダイソー/折込鋸
- ワークマン(高儀)/シャークソー125mm
- ワークマン(高儀)/焚き火鋸『愉し火』180mm
使用する薪の特徴
- 3〜4cm幅の針葉樹(杉やヒノキ等)・・・焚き付け用に適しているが、火持ちが悪い。
- 約5cm幅の広葉樹(ナラやカシ、クヌギ等)・・・針葉樹に比べると硬くて火持ちが良い。
検証1:針葉樹×ハイブリッドソー
切れ込みを入れるまでに多少手間取りましたが、刃が入れば、あとは一気に切ることが出来ました!
刃が薄いので多少ブレますが、ストレスを感じるほどではなくスムーズな切り心地でした。
検証2:針葉樹×折込鋸(ダイソー)
刃の入りもよく、ストロークがあるため短時間でカットできました!
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普通に切れます。これで300円+税はコスパ最強かと!
検証3:針葉樹×シャークソー
刃のピッチが広い分、切断にかかる時間はダイソーと比較して体感2/3程度。
ハイブリッド、ダイソー以外の鋸を使ったことがありませんでしたが、これは良いですね!
薪は左手で押さえているだけですが、最小限の力で切り込めるためかあまり薪がブレません。
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キャンプ用の薪程度であれば刃渡りの短さも気になりません。
ダイソー3本分の価格ですが、コンパクトで切れ味も良くキャンプ用途に最適です!
検証4:針葉樹×焚き火鋸『愉し火』
先程のシャークソーと同様に扱いやすい鋸ですね!
ストロークが長く、短時間で切断できるのが魅力です。
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オリーブカラーと黒いブレードに拘りがなければ、シャークソーで十分に事足ります!
検証5:広葉樹×ハイブリッドソー
ここからは広葉樹を切っていきます!
針葉樹に比べて、密度が高く硬い木材なので、やはり針葉樹に比べると切り進めるのに時間がかかってしまいました。
ほとんど編集でカットしていますが、刃が引っかかる回数も多くちょっとストレス。
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なんとか切ることはできましたが、「頑張って切る」という感じです。
検証6:広葉樹×折込鋸(ダイソー)
結論から言うと、この組み合わせが切断までに1番時間がかかりました。
切り方が悪いのか、引っかかって止まることが多く、スムーズに押し引きできません。
もちろん脚で固定したりすればまた違うのでしょうが、針葉樹では感じなかった切りづらさがあります。
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薪をクルクル回しながら、正味5分くらい格闘していました(汗)。
なぜ引っかかりやすいのか説明できませんが、これは意外な結果でした!
検証7:広葉樹×シャークソー
刃が止まる回数も少なく、ストレス無く切り進めることが出来ます。
硬い広葉樹も卒なくこなす、コストと性能のバランスは今回紹介する中で1番!
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1,000円以下でこのパフォーマンスとコンパクトさはオススメできる鋸ですね!
検証8:広葉樹×焚き火鋸『愉し火』
最後は焚き火鋸『愉し火』です!
シャークソー同様に安定感があり、ストロークがある分、短時間で切り進めることが出来ました。
「焚き火」という名を冠するだけあって、広葉樹もストレス無く切断できます!
ただ、シャークソーと比べて価格差ほどの性能差は感じられませんが、これも良い鋸です。
焚き火鋸『愉し火』をおすすめできる人は?
硬い広葉樹もストレス無く切れて、キャンプと相性の良いデザインの鋸が欲しい人。
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デザインに拘りがなければ、価格の安いシャークソーもおすすめです!
切れ味たしかな焚き火鋸『愉し火』! 本格始動するワークマンの新作ギアを要チェック
他の鋸と比較しつつ、焚き火鋸『愉し火』をレビューしてきましたが、固い広葉樹にも負けない頼りになる鋸でした。すでに店頭で購入できますのでぜひ手に取ってみてください。本格始動するワークマンの新作ギアを引き続きチェックしていきましょう!
こちらの記事で紹介した内容は、動画でより詳しく見ることができます。ぜひチェックしてみてください!
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