1月22日まで ポーランド映画で「ダイバーシティ」を実感 山口大学国際総合科学部によるイベント開催

▲「私は決して泣かない」©Piotr Domalewski / Akson Studio

 仕事、人事、経済で聞くことが増えてきた「ダイバーシティ」。民族、文化だけでなく考え方や価値観の違いを肯定し、受け入れるという意味から「多様性」と訳されることも多い。ポーランド映画を通じてダイバーシティに触れる「ダイバーシティを実感する映画イベント」が、1月22日(土)まで山口情報芸術センター(YCAM、山口市中園町7)で開催されている。山口大学国際総合科学部主催、YCAM共催。    

 上映作品は、ポーランド映画史上最も重要とされる「灰とダイヤモンド」(1958年)と、日本での上映権利が2022年2月で期限を迎えるため貴重な上映となる「イーダ」(2013年)、第92回アカデミー賞国際長編映画賞アカデミー賞ポーランド代表作品「聖なる犯罪者」(2019年)、現代のポーランドを描いた「私は決して泣かない」(2020年)の4作品。    

 料金は、一作品あたり一般1300円、any会員・シニア(65歳以上)、25歳以下、障がい者、介助者(1人まで)は800円。いずれも当日券のみ。    

 また、1月20日(木)午後3時50分からの「私は決して泣かない」の上映後、午後5時半から、同学部の学生が進行役を務めるオンライン・トークセッションがある。インターネットを通じてポーランドの学生たちと映画の感想や意見交換などを日本語で行う。参加無料で、定員は50人(要事前申し込み)。    

 「地方ではなかなか見ることのできない映画が揃っている。映画を通じて、多様な考え方や感じ方があることを実感してみて」と主催の同学部。    

 上映スケジュール、トークセッション申し込みはYCAM(TEL083-901-2222、www.ycam.jp)へ、イベントについての問い合わせは同学部藤原研究室(mami-f@yamaguchi-u.ac.jp)へ。

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