綾瀬はるか、「元彼の遺言状」で月9初主演! 弁護士役に初挑戦

綾瀬はるかが、フジテレビ系で4月にスタートする連続ドラマ「元彼の遺言状」(月曜午後9:00、開始日未定)に主演することが分かった。自身初の「月9」枠主演で、弁護士役に初挑戦する。

ドラマは、第19回「このミステリーがすごい!」大賞で大賞を受賞した新川帆立氏による同名小説が原作にした、痛快リーガルミステリードラマ。綾瀬は、大手弁護士事務所に勤める超優秀な弁護士・剣持麗子を演じる。

クライアントの実利のためには手段を選ばない剛腕さで優秀な成績を収めていた麗子は、あまりの剛腕さで問題を起こしてしまい、ボーナスの減給を言い渡される。処遇に怒り心頭の麗子は「こんな事務所、辞めてやる!」と上司の前で啖呵(たんか)を切ってしまう。怒りが冷めると同時に、一抹の寂しさを覚え、知り合いに連絡を取ろうと思いついた麗子は、昔交際していた森川栄治のことを思い出してメールを送るが、代理人から「栄治は死んだ」という返信が来る。

栄治が残した「僕の全財産は、僕を殺した犯人に譲る」という、犯人だけがその財産を譲り受けられるという奇妙な遺言を受け、麗子は依頼人と共謀して遺産を山分けする計画を立てる。しかし、麗子はなぜか毎度殺人事件に出くわし、法的視点で渋々事件を解決する羽目になる。原作の世界観はそのままに、映像化に当たってはドラマオリジナルのエピソードも描いていくという。

綾瀬は「私が演じさせていただく剣持麗子は、クライアントを守ることにもその見返りにも貪欲で、全力疾走している感じです。勝つためにはどんな手も使い突き進む型破りなキャラクターの麗子と痛快な物語に毎週スカッとする、視聴者の皆様の明日の活力になるような作品にしたいです。ぜひ楽しみにしていてください」とアピール。

原作の新川氏は「綾瀬さんは主人公のイメージにぴったりです。どのような演技を見せてくれるか楽しみにしています」と期待している。

ドラマを手掛ける鈴木雅之氏は「目標はクラシックミステリーといいますか、古きよきミステリーの世界を照れずに堂々と作ろうと思っています。原作も昔のミステリーの雰囲気が漂った作品ですし、ミステリーは世界観が重要です。物語は、いかにもミステリーという軽井沢の洋館から始まります。オリジナルストーリーも描きますし、何より、綾瀬さん演じる麗子をはじめ登場人物のキャラクターを、いかに魅力的に、印象的に作っていくかが大事だと思っています。綾瀬さんは私の一番好きな女優さんのお一人ですから、とてもいい現場になると思いますし、楽しみです。クラシックミステリーというジャンルを連続ドラマでやる面白みはあると思いますし、作り手は気合が入っていますのでぜひともご覧ください」と呼び掛けている。

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