トンガ沖噴火に伴う津波注意報を巡り、神奈川県が緊急速報メールを誤配信した問題について、黒岩祐治知事は17日の定例会見で「今回の件で緊急速報メールの受信設定をオフにした人もいると思うが、いつ起きるか分からない災害に備えてぜひ設定を戻してほしい」と呼び掛けた。委託業者のNTT東日本神奈川事業部からは、16日中に修正の報告を受けたという。
知事は「県民の皆さんに多大なご迷惑をおかけしたことを、あらためて深くおわびする」と謝罪。「私自身も何度もメールが来てびっくりしたが、勘違いをしていて国全体に一斉に出るのかと思っていた」とも説明した。
誤配信は16日の未明から早朝にかけて発生。県から委託を受けた業者の設定ミスで、同じ内容のメールを沿岸市町の住民らのスマートフォンなどに通知した。