湯河原町の菓子メーカー「ちぼりホールディングス」が、本社工場内にある商業施設「ちぼり湯河原スイーツファクトリー」(同町土肥1丁目)の見学フロアをリニューアルした。菓子の製造工程が見やすいよう見学窓を約1.5倍に拡大、食育がテーマのジオラマや会社の歴史などの展示も追加した。
1946年に「和泉製菓」として創業した同社は、贈答用のアソートクッキー「赤い帽子」などで知られる。同施設は「五感で楽しめるスイーツファクトリー」をコンセプトに2017年11月に開館し、年間8~9万人が買い物や飲食を楽しんでいるという。
フロアの入り口近くには「子どもたちに食を意識してもらえる仕掛けを作ろう」と、原材料の調達から菓子が手元に届くまでの様子を表現したジオラマを新たに設置。同社は「ちぼりを知ってもらえる工夫を凝らした。ぜひお楽しみいただきたい」としている。