ピーマンつややか肉厚 収穫大忙し 沖縄・糸満

 葉物やニンジン、ピーマンなど多くの沖縄県産野菜が収穫期を迎え、農家は出荷作業に追われている。17日、糸満市喜屋武のビニールハウス内では、外気よりも10度ほど気温が高い中、拳大ほどのピーマンが次々に収穫され、箱はつやのある緑色でいっぱいになった。

 生産農家の大保(おおほ)正樹さん(47)によると、年明けから曇天続きで生育は遅い。コロナの影響もあってか、野菜全般の取り引きが低価格の傾向だという。ニンジンの収穫期も同時に迎え大忙しの大保さんは「自慢のピーマンができた。エコファーマーの認定を県から受け、日々研さんを重ねている。もっともっと、いいピーマンを作り続けたい」と笑顔で話した。 (高辻浩之、写真も)

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