【注目ライバー】きぬごし「1年でガンプラライバーとして認知度アップ!」22年の目標はコレ

先ごろ開催されたライブ配信アプリ「ミクチャ」とジェイタメのコラボイベント第5回で見事ポイントランキング・ボーイズ部門1位に輝いたのが、ガンダムプラモデラーでライバーという“ガンプラライバー”のきぬごし。第2回のコラボイベントでも1位に輝いた彼に約1年ぶりにインタビュー。12月12日に行われたミクチャのアワード「2021ミクリンピック」では、「トップオブミクチャ」の12位を授賞したきぬごしに、2021年にミクチャで認知度を上げた秘訣や22年の抱負を聞いた。

──1年前のインタビュー時とくらべて、成長を実感している?

きぬごし:はい! やっぱり1年前と同じことをしても仕方がないので、まずは細かい技術を磨くことに集中しました。例えばこの小さいガンプラでしたら、「スパッタリング」という、小さい豆粒みたいな白い粉ふきみたいな塗装をしているんですが、筆に塗料をつけて、エアブラシで飛ばして、ピタッと吹き付けることに挑戦しました。あとは「グラデーション」という、下地に黄色を吹き付けて、その周りにやんわりとオレンジ色を入れてます。黄色を消さずにどれだけ端っこを攻めながら、エアブラシの先端だけで面白いグラデーションが描けるかという、1年前は知らなかったし、やったこともなかったんですけど、この1年は果敢にそういうことに挑戦してきました。

──それは、どういうきっかけで?

きぬごし:毎月読んでいる雑誌を参考にしたり、SNSをやっているうちに、1000フォロワーを達成するなど、少しずつフォロワーを増やしながら、いろいろな人から話を聞き、技術を習得していきましたね。それがガンプラ制作の中で、自分の成長に繋がったし、毎日配信し続ける中で、自分の作品を楽しみしてくださるリスナーさんやファンの方がいらっしゃるからこそ、このガンプラを見せたらどういう反応してくださるのかなって想像をしながら制作に力を入れていたっていう。

──成長を感じられる!

きぬごし:今回1位取らせてらせていただいた配信のなかで感じたのですが、ミクチャの中でも「ガンプラといえば、きぬごし」という認知度が徐々に定着してきていて! ガンプラ好きな人が、またガンプラ好きリスナーさんを紹介してくださって輪が広がっていきました。ずっと言い続けることで自分の色が付き始めて、それが定着し始めた1年でした。

──配信中にサプライズもあった?

きぬごし:ミクチャで出会ったガンプラ好きのファンの方から山盛りのガンプラが届きました! 今は出回ってないキットまで「作ってください!」ということで送ってくださったようで。急に大きな箱が届いたんですよ。もう開けた瞬間玉手箱かと思いました(笑)。ミクチャの配信を見ていて、本当にガンダムが好きなんだなっていうのが分かるから、是非作ってくれって!ぼくが作るガンプラを毎回楽しみしてくださっていて。

──この1年の活動が、人生の転機になったような?

きぬごし:なりましたね。これからガンプラと一緒に生きていくというか。どれだけバンダイさんに貢献できるか。あとは、フォロワーさんだったり、ガンプラ好きの人とどれだけ交流ができるか。コロナが収束した時にいかに自分の作品を多くの人に見てもらえるのかなとか。

──これからの目標ができた?

きぬごし:はい。今年(2022年)の抱負にもなるのですけれど、これまではガンプラの大会には出ていなかったのですが、今年はどんどん大会に出て行って、自分のガンプラに箔(はく)をつけたいなと。なにかの大会で賞をいただいた時に「あ、この人の作るガンプラを買いたいな」と言ってくれる人がもっとでてくればいいなと思います。どれだけ自分の時間を使って、その人の手元に届いたときに喜んでいただけるかとか、箱を開けた時のワクワク感をプレゼントしたいです!

──具体的な抱負の内容は?

きぬごし:カラーリングのバリエーションが増えて、やれることも増えてきたので、大会に出ることによって、いろいろなキットを組み合わせて自分にしかできない オリジナルガンプラを作っていきたいと思っています。これからオリジナル作品を作って大会に挑んで、ぼくが作るガンプラの世界観を表現していきたいですね。 あとは、ジオラマなども制作していきながら、自分の腕を磨いていくのが今年の目標です。

──ガンプラの世界観を広げていく。

きぬごし:そのために配信活動を、ちょっとだけ休んでいます(汗)。ファンの方に応援していただいているからこそ、ぼくの活動が、もっともっといろんな人にガンプラの世界を注目していただけるきっかけの一つになればと思っています。ガンプラを知らない人にも自分を通して見てもらえれば嬉しいです。最近「ガンプラコーナーに行くと、きぬごしさんを思い浮かべます」という声も多くなったので! そういう声を、もっともっと増やしていきたいなと思っています。休止期間中は、やめたわけじゃなく、力をつけるというか、次のステップアップだと考えているので。

──充電期間だ。

きぬごし:ガンプラの制作にも集中して、配信動画や発信場所を増やして、もっといろいろな人に見てもらいたい。そういう期間にしようと思います。いろいろな作品が完成したらミクチャ帰ってきて成長したところ見せたいと思っています。

──今年、こんなことやれるんじゃないかなということは? 言える範囲で。

きぬごし:次のステップとしては、世界にも発信していきたいなと思っています!なので、TikTokにも力を入れていきたいなと。 2月までにまずは1K=1000人フォロワーっていう目標を定めて常に動画を上げていくことが目標です。TikTokに新規参入して、また新しい人に出会える目標も定めています。

──1年かけてミクチャで認知度が上がったことが、これからも武器になる?

きぬごし:継続って、やっぱり力なりです! 本当にガンプラ作りをお仕事にしようとしているので、支えてくださるファンの方に感謝して何が恩返しできるかっていうと、ぼくには作り続けることしかないと思っています。ライブに来ていただいてオーダーしていただいて、買えるところ(販売元)のベースも作っている最中です。ガンプラを知らない人にも興味を持ってもらえる「とっかかり」として、この1年を通して1月1体、季節を表すガンプラを完成させようと思っています。

──すでに2体作った(ハロウィーンSDガンダムと紅葉カラーのガンダム)。

きぬごし:1か月ごとテーマを決めて、季節のガンプラとして、いま力を入れてます!例えば、春なら桜であったり、夏だと海とか、秋だとハロウィーンのイメージで作って。1年で12体仕上げた時にカレンダーを出そうと計画を進めています。配信しながらの制作は結構大変で、もう寝れないんですよ(笑)。 でも、1年経ったときに、自分のガンプラがどれぐらい成長しているかは楽しみですね。待ってくださるファンの方にも恩返しにもなると思います。あとは、ガンプラの点数を増やして、いずれは個展を開いてみたいですね!

■きぬごし 1992年2月15日生まれ。「ENPASS」所属。広島県出身。身長175cm・血液型B型。2020年3月、ミクチャでライブ配信スタート。21年、ミクチャの年末アワード「2021ミクリンピック」では「トップオブミクチャ」12位を獲得した。

まずこちらがSD(ガンダム)といって、小さいスーパーデフォルメガンダム、いわゆる3頭身のガンダムになります。で、こちらの真ん中がHGサイズ144分の1サイズと言われるものの大きさです。右がマスターグレード。100分の1サイズで結構、大きめなサイズになっています。左2体はまずハロウィーンをイメージして作りました。こちらが紅葉イメージして作って、それぞれ季節ごとに、きぬごしのコンセプトとしてガンプラを組み立てております。こちら、今回のイベントと同時にずっと作り始めたガンダムでどこまでできるかっていう自分の挑戦に合わせて作った感じなのですけど、まあ、そのカラーを忠実に再現したことと、小さいフィギュアどれだけ細かく塗れるかという自分の手の器用さと、そういうことに挑戦したというか、自分のなんて成長ともに、もっともっと挑戦していこうと思って作ったものです。

このガンダムには蛍光塗料、特殊な蛍光塗料って吹きつけていまして、こうやってブラックライトが当てると光るようなギミックになっています。通常ですと普通には見えないんですけど。塗っている部分だけライトを当てると足の部分とかLEDが光っている部分の外も光るという、 そういうギミックを施しています。これも前回と違って一年やり続けてきた成長でございます。

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