1日1000個も売れる!シウマイの聖地をめざす栃木・鹿沼発の大人気シウマイ

栃木県鹿沼市 ── 2020年11月29日。いわゆる“いい肉の日”のオープン以来、各種メディアに立て続けに登場!いまや1日1000個もの「シウマイ」を売り上げる人気店『笑福シウマイ』をご紹介します。

食べた人が笑顔になり、福がおとずれますように ──

こんな想いを込めて作られた「シウマイ」。

JR鹿沼駅前に構えるお店では、蒸し・揚げ・冷凍の3種類に加え、お弁当も。その他「サクうま唐揚げ」や「自家製 笑福チャーシュー」などのお惣菜も販売しています。

1番人気は「蒸しシウマイ」。

1個あたり約40gというビッグサイズ!肉肉しい食感故の食べ応えと、玉ねぎの強い甘味。それらが自然と馴染み絡み合う様が、とても印象的な逸品です。

また、しつこさは無く、むしろさっぱりとした食後感が「次の1個」を促して止みません。ビールや白メシを誘うパフォーマンスはもはや罪!自然と口角が上がってしまうこと請け合いです。

『笑福シウマイ』誕生の裏にある、3つのエピソード

『笑福シウマイ』の誕生には、3人の方が深く関わっています ── 代表の福田 勇紀さん、店長を務める佐藤 早苗さん。そして、佐藤店長の旦那さま。

このお三方の強い想いや絆、縁に関わる3つの物語をご紹介させてください。

1)コロナ禍での新たな事業への挑戦

福田代表は『笑福シウマイ』の他に、フィットネス事業も手掛けています。ですが、コロナの影響により、突如経営が行き詰まってしまいました。そこで、コロナ禍でも成功し得る新規ビジネスを模索し始めます。

そんなある日、佐藤店長は職場へ焼売を持っていきます。その焼売は、今は亡き佐藤店長のご主人が、生前に焼売のネット販売をはじめようと準備していたレシピを元に作られたものでした。

その味はとても優しく、食べた瞬間に豚肉と玉ねぎの旨味が口いっぱいに広がる、実に可能性を感じるシウマイでした。

この「シウマイ」を食した福田代表は、元々料理人として厨房に立っていた経験もあることから、本格的に出店を決意します。

こうして『笑福シウマイ』の歯車が動き出したのです。

2)受け継がれた秘伝のレシピ

原点となる「シウマイ」のレシピは、先ほどもお伝えしたように、ここ同じ鹿沼市で中華料理店を営んでいた佐藤店長のご主人が生前に残されたもの。それを元に数十回もの試作を経て生まれたのが、現在の「シウマイ」です。

ちなみに、上記中華料理店には、福田代表もかつてお客のひとりと足を運んでいたのだそう。

ご主人がかつて作り続けた「シウマイ」。それを奥さまである佐藤店長が受け継ぎ、福田代表と共に生き返らせ、よりおいしいものへと進化させました。

つながる想い。縁。その結晶である「シウマイ」は鹿沼に留まらず、いまや全国各地の食卓を笑顔をしているのです。

3)新たな「かぬま土産」で、故郷を盛り上げたい

想いの詰まったおいしい「シウマイ」を、鹿沼の新しいお土産に──

お土産としてこだわったのは、ずばり「冷めてもおいしい」こと。

それを実現するための苦労はいわずもがな。そして、それは「蒸しシウマイ」に限らず、「揚げシウマイ」や「サクうま唐揚げ」など他メニューにも言え、『笑福シウマイ』メニューの一貫したポリシーとなっています。

ところで、ここ鹿沼市は「シウマイ」と縁が深いことをご存知でしょうか?

実は『崎陽軒』初代社長である野並茂吉さんの故郷、それがここ鹿沼市なのです。

鹿沼市はその野並さんを称え、まちおこしの新たなシンボルとして、『笑福シウマイ』と同じJR鹿沼駅前に『シウマイ像』を設置。いま「かぬまシウマイ」を強くアピールしています。

旨さの真髄は、熟成からくる「調和」にあり──

『笑福シウマイ』のおいしさに少しでも迫るべく、今回特別にその心臓部とも言える場所に入らせていただきました。

そこでまず見せていただいたのは「熟成餡」。

餡は、国産豚100%で赤身主体の豚肉や、甘味の強い上質な玉ねぎ(8〜2月は栃木県産、3〜7月は北海道産)。そして、日光の雄大な自然の恩恵を受けた高級卵「日光御用卵」などを混ぜあわせ、丸1日じっくり寝かせます。

これが1回目の熟成。

食材たちの「調和」を促す重要な工程です。

その熟成餡を皮で包み、握ります。

最後に整形したら、大きなせいろの中に丁寧に並べていきます。

そして、せいろで蒸すこと20分 ──

視界いっぱいに立ち込める湯気の中から、シウマイたちが顔を出しました!

そして、ここからさらに寝かすのが『笑福シウマイ』の真骨頂。

そう、

食材たちの「調和」を促す熟成は、2度行うのです。

蒸しあがった「シウマイ」をせいろからバットに移し、ここからさらに1日ほど寝かします。冷凍するのは、その後。

2度目の熟成を行う前の「シウマイ」をいただいたところ、店頭で食したそれとは全く違うことに驚かされました。豚肉のコクや粘り。玉ねぎの甘味の強さや円味、口内で感じる輪郭など……まるで別物。

こだわった食材たちの調和から生まれる旨さのシウマイ

こだわった食材たちの「調和」から生まれる旨さこそが『笑福シウマイ』の目指した味。

噛みしめた時に勢いよく流れ込んでくる「シウマイ」の活力。食材たちの調和により生み出される力強い旨味。

それらは『笑福シウマイ』に関わった皆さまのアツい想いや行動、そして繋がりによってもたらされているということに心は揺さぶられ、一層のおいしさを感じずにはいられません。

ぜひ一度ご賞味ください。

■冷凍シウマイ8個入り×3パック(3,000円)

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笑福シウマイ

〒322-0021 栃木県鹿沼市上野町113−9

*この記事は2021年12月時点の情報を基に作成しています。

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ライター:ヤマネコ

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