アルピーヌF1チーム離脱についてプロストがコメント。正式発表前の情報漏洩に不快感

 4度のF1チャンピオンであるアラン・プロストは、アルピーヌF1チームから離脱するという報道を受け、これが事実であるということを認めたが、予定どおりの形で公表されなかったことへの不満を示した。

 1月17日に『formula1.com』など複数のメディアが、プロストがアルピーヌF1チームのノンエグゼクティブディレクターのポジションから退くと報じた。チーム首脳陣が、プロストとの契約を2022年に向けて延長しないことを決めたとも伝えられた。

 アルピーヌはこの件について正式な発表を行っていないが、プロストは自身のSNSを通してコメントを発表、自分の意志で契約を延長しなかったと述べた。また、正式発表ではなく、情報がリークされる形でこの件が明らかになったことについて、不快感を示した。

「今日このニュースがこのような形で公表されたことについて、非常に残念に思っている」とプロスト。

「私たちはアルピーヌF1チームと一緒に発表することで合意していた。それが残念ながら尊重されなかった」

「私は、アブダビにおいて、2022年シーズンに向けてなされたオファーを、人間関係を理由に断った。私は正しかったことになる」

「エンストンとビリーのチームに会えなくなるのは寂しい」

 アルピーヌのCEOローラン・ロッシはチームの体制変更を進めており、1月13日にはエグゼクティブディレクターを務めたマルチン・ブコウスキーの離脱が発表されている。

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