【M&A】ウエルシアHD、コクミンを子会社化へ

【2022.01.18配信】ウエルシアホールディングスは1月18日開催の取締役会において、株式会社コクミンと株式会社フレンチの株式を取得し、資本業務提携(子会社化)することについて決議し、クロージングに向けて協議を開始することとした。コクミンの直近の決算期の売上高は194億円。株式譲渡実行日は2022 年6月1日を予定する。

コクミンとフレンチは、「国民の美と健康に奉仕する」を企業理念とし、ビジョンである「お客様に寄り添い、健やかな暮らしを支える専門家を目指します」に則り、専門性の高いドラッグストアを北海道・関東・関西・九州など主要都市の大型商業施設・空港・駅前駅中・繁華街・住宅地等の好立地に出店している。また、調剤事業も、大学病院や大型総合病院の門前を中心に、クリニックモール内や駅ターミナルなど、多様な立地に出店している。

今般、ウエルシアグループが、今後強化する都市型店舗、全国への出店網拡大を図るとともに、それぞれの保有するノウハウや人材等の経営資源を共有することで、経営規模の拡大と経営体質の強化が見込まれると考え、株式取得に至ったとする。

異動する子会社(2社)の概要は下表の通り。

https://data.swcms.net/file/welcia/ja/news/auto_20220118568986/pdfFile.pdf

取得株式数、取得価額及び取得前後の所有株式の状況(株式会社コクミン)は以下の通り。
(1)異動前の所有株式数 0株(議決権の数:0個)(議決権の所有割合:0%)
(2)取得株式数 534,870 株
(3)異動後の所有株式数 534,870 株(議決権の数:534,870 個) (議決権の所有割合:76.26%)
ウエルシアホールディングスへの株式譲渡前に三絹株式会社所有のコクミン株式 287,350 株のうち、273,546 株を上限としてコクミンが自己株買いすることを検討している。ウエルシアは、コクミンの自己株買い後に、三絹株式会社所有の株式全株を取得することとしている。また、フレンチの株式 20,000株を取得することで、コクミンの株式数 26,250 株を取得したこととなる。なお、上記の取得株式数は、コクミンが自己株買い前の取得株式数となっている。
本件における株式取得価額の算定に当たっては、第三者機関による適切なデューディリジェンスを実施し株式算定を行っており、価格の妥当性を検証するための十分な手続きを進めている。取得価額につきましては、確定次第、告知する予定。

取得株式数、取得価額及び取得前後の所有株式の状況(株式会社フレンチ)は以下の通り。
(1)異動前の所有株式数 0株(議決権の数:0個)(議決権の所有割合:0%)
(2)取得株式数 20,000 株
(3)異動後の所有株式数 20,000 株(議決権の数:20,000 個)(議決権の所有割合:100.00%)
本件における株式取得価額の算定に当たっては、第三者機関による適切なデューディリジェンスを実施し株式算定を行っており、価格の妥当性を検証するための十分な手続きを進めている。取得価額については、確定次第、告知する予定。

本件にかかわる日程は以下の通り。
取締役会決議日 2022 年1月 18 日
契約締結日 2022 年1月 18 日
株式譲渡実行日 2022 年6月1日(予定)

ウエルシアグループは、「お客様の豊かな社会生活と健康な暮らしを提供します」の企業理念のもと、健康をテーマとした付加価値の高い商品やサービスを提案する「生活のプラットフォーム」「専門総合店舗」を目指し、「調剤併設」、「カウンセリング」、「深夜営業」及び「介護」を軸としたビジネスモデルを進化させつつ、薬剤師、登録販売者、ビューティアドバイザー、管理栄養士、調剤事務員などの従業員の専門知識を生かしたカウセリングと丁寧な接客、地域性にこだわりを持った品ぞろえ、より便利に利用いただけるサービスの充実により、近隣にお住いのお客様の健康や美容、そして豊かな暮らしをサポートする店舗づくりを目指し、関東中心に東北から中国四国地方において展開している。

本件によるウエルシアホールディングスの今期以降の業績に与える影響については、現時点で軽微であると認識しているとするものの、公表すべき事項が発生した場合には、速やかに告知する予定。

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