甘すぎるラブシーン!豪快すぎるアクション!波乱万丈!思わずハマってしまうラブ史劇

アーリフ・リー、ワン・ジュオチョン、モン・ズーイー、リー・イートンが豪華共演するドラマティック・ラブ史劇「双嬌伝(そうきょうでん)~運命の姉妹と2人の皇子~」は、キャラクターもストーリーも「やりすぎ!」とツッコミたくなるほどの盛りだくさんの設定と勢いのある展開だからこそ面白い。思わずハマってしまう本作の「やりすぎポイント3選」をご紹介します。

「双嬌伝(そうきょうでん)~運命の姉妹と2人の皇子~」©Shenzhen Tencent Computer Systems Company Limited

豪快すぎるアクション

薛栄はとにかく強い!刺客の一団が現れてもなんのその。ばったばったと1人で刺客をやっつけ超人的な活躍を見せます。馬より速く走って、背中に矢が刺さってもパンチ一発で向かってきた敵4、5人を吹っ飛ばす!時代劇ならアクションはこれくらい豪快じゃないと盛り上がりません(笑)。

また、暗殺ミッションに挑戦する金盞と江紹の行動もすごい! 天井の梁に潜んだ彼らが展開するのは、アナログな「ミッション・インポッシブル」作戦。金盞が腰に帯を巻いて、江紹がその帯の端を握り、短刀を手にした金盞が下で寝ているターゲットに向かってゆっくり降りていきます。

でも、帯の長さが足りなくてターゲットに届かない! ここのBGMはひたすらスリリングでシリアス。笑ったらいいのかハラハラしたらいいのかわからない(!?)名場面の一つです。

甘すぎるラブシーン

主人公4人はみんな恋愛初心者。そのため、じれキュンの展開で少女漫画のような甘々なラブシーンが盛りだくさん! 

薛栄はお祭りで仮面をかぶって魔王に扮して現れると玉盞を抱きかかえて甘い口説き文句を語り始めたり、玉盞とのこれまでの会話をひとつひとつ短冊に書いてぶら下げた竹林の中でプロポーズしたり、初めての恋愛に張り切って、告白シチュエーションも念には念を入れている様子。

一方、江紹は金盞と肩を寄せ合って並んで夜空を眺めるなど自然体の爽やかラブシーンを見せくれますが、薛栄を出し抜いてちゃっかり先にファーストキスを体験!

そんなふうに、それぞれタイプの違う2組のカップルの恋模様が見られるのも楽しいところ。そのぶん、トキメキも胸キュンもたっぷり2倍味わえます!

波乱万丈すぎる展開

ストーリーはとにかく波乱万丈! 「こまけぇこたぁいいんだよ」という声が聞こえてきそうな強引な展開ながら、その前のめりすぎる勢いがクセになる面白さ。毎エピソード、ハラハラの見せ場が用意してあり、それをドラマティックな音楽が盛り上げてくれます。

また、ラブストーリーも薛栄と玉盞のカップルがうまく行っている時は、江紹と金盞のカップルがうまく行かず、薛栄と玉盞がうまく行かなくなると、江紹と金盞のカップルがうまく行き出すという、一時も安心させてくれないシーソー展開。

さらに、登場人物たちがあっちでもこっちでも、それぞれみんな恋愛に熱を上げていくのも見ていて楽しい! 片想いをこじらせて闇落ちしていくキャラが複数出てくるのも、野次馬根性をそそられるワクワクの展開です。


TEXT: 小酒真由子(フリーライター)

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