【新型コロナ】18日の神奈川、1人死亡 1990人感染 小中学校でクラスター、学校閉鎖も相次ぐ

 新型コロナウイルス感染症を巡り、神奈川県内で18日、1人の死亡と、10歳未満~90代の男女1990人の感染が新たに確認された。うち1326人の感染経路が不明という。1日当たりの感染者が1900人を超えるのは、昨年9月1日(1921人)以来。

 川崎市は中原区の90代女性の死亡を発表。女性は当初は中等症だったが、17日に症状が悪化したという。女性には基礎疾患があった。ワクチン接種の有無は不明という。

 横浜市内で生徒4人の感染が確認されていた市立小学校で新たに生徒4人の陽性が判明。同校に関連する陽性者は8人となった。また、生徒3人の感染が確認されていた市立中学校でも新たに生徒9人の陽性が判明し、市はいずれもクラスター(感染者集団)に認定した。

 学校閉鎖も相次いだ。伊勢原市と平塚市、三浦市の市立小でそれぞれ小学校の学校閉鎖を発表した。真鶴町教育委員会は児童、教員計5人の感染が確認された小学校を17日から21日まで学校閉鎖すると発表した。

 相模原市は17日に感染者として公表した20代男性について、重複していたとして取り下げた。

 県の篠原仙一医療危機対策本部室長は18日の県議会の委員会で「今週中には(1日当たりの新規感染者数が)3千人ぐらいにいってもおかしくない」と強調。重症化のリスクが高い感染者への対応に重点を置くため、入院基準の厳格化や、保健所手続きの簡素化などを検討していると説明した。

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 県警は18日、県警察学校木月分校(川崎市中原区)に在籍する20~30代の生徒12人が感染したと発表した。

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