【19日(水)の天気】冬型いったん緩むも 厳しい寒さは続く 日本海側は断続的に雪 太平洋側は広く晴れて乾燥

 きょう19日(水)は、西から冬型の気圧配置が緩む。雪の降るエリアも日本海側が中心で、午後はいったん雪や風の弱まる所が多い見込み。ただ、全国的に厳しい寒さは続きそうだ。
 また、あす20日(木)は、再び冬型の気圧配置が強まるため全国的に風が強く、日本海側を中心に広く雪が降る見込み。

朝の冷え込み強まる 日中も寒中らしい厳しい寒さ

 今朝は、きのう18日(火)よりも風が弱まっている所が多いため、冷え込みが強まっている。沿岸部の一部を除いて、氷点下まで気温の下がっている所が多く、午前5時現在、全国8割ほどの観測地点で最低気温が氷点下の冬日となっている。
 日中も空気は冷たいまま。最高気温は全国的に平年を下回り、寒中らしい寒さで、関東から西日本にかけても一桁の所がほとんどとなりそうだ。マフラーや手袋、カイロなど防寒グッズも活用して、暖かくして過ごしてほしい。

日本海側は断続的に雪 太平洋側は晴れて乾燥

 山陰から北の日本海側は断続的に雪が降る見込み。午前中、北陸から北の日本海側では山沿いを中心に、局地的に雪の量が多くなり大雪のおそれがあるが、午後は雪のエリアがいったん狭まり、風も弱まってきそうだ。積雪の多くなっている地域では、引き続きなだれなどに注意が必要となる。また、雪下ろしを行う際は、複数人で声を掛け合って行うなど、安全に留意してほしい。

 太平洋側は晴れる所が多く、空気の乾燥が続く見込み。関東もカラカラの晴天だが、午後は次第に雲が増えて、夜は箱根など神奈川の西部山地で雪の降る所がありそうだ。峠越えをする際は冬タイヤ着用など備えを忘れずに。

あす20日(木)は大寒 再び冬型が強まる

 あすは、再び冬型の気圧配置が強まり、上空には新たに強い寒気が流れ込んでくる。このため、全国的に風が強く、日本海側では吹雪く所もある見込み。大雪に注意・警戒が必要だ。西日本の太平洋側や東海にも、一時的に雪雲が流れ込み、積もる可能性がある。
 また、風が強まることで、大寒のあすは、きょう以上に厳しい寒さとなりそうだ。

(気象予報士・海老原美代子)

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