那覇空港利用料金が倍に…国内線で1人当たり240円 3月下旬から 

 那覇空港ビルディング(NABCO)は18日、那覇空港発着の国内線利用者から徴収している旅客取扱施設利用料(PSFC)を変更すると発表した。現行の1人当たり大人120円、3歳以上12歳未満の子ども60円を、倍の大人240円、子ども120円とする。3月27日から適用し、航空運賃に反映される。 PSFCは、旅客ターミナルビルの新設や大規模改修、維持管理の費用に充てることを目的としている。那覇空港旅客ターミナルビル国内線エリアには、2019年3月末に導入された。

 NABCOは、地震や水害に備えた天井工事など、建物の防災対策に取り組んできた。設備投資の費用がかかっていることから徴収の値上げを国土交通省に申請した。

 国際線は14年2月から導入され、大人千円、子ども500円で料金の変更はない。

 コロナ前の19年は、国内線利用者1700万人分で年間約17億8500万円ほどPSFCの収入があった。料金改定後は、19年と同程度の旅客数と想定すると年間37億円程度となる見込み。 (中村優希)

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