間宮祥太朗が「ナンバMG5」で主演。フジテレビ水曜の新設ドラマ枠・第1弾で本広克行と初タッグ

間宮祥太朗が、フジテレビ系で4月にスタートする連続ドラマ「ナンバMG5」(水曜午後10:00、開始日未定)に主演することが分かった。同系ドラマ初主演で本広克行監督と初タッグを組み、痛快“脱ヤンキー”物語で笑いと涙を届ける。

本作は、フジテレビが4月から新設する「水曜夜10時」のドラマ枠でトップバッターを飾る作品。小沢としお氏による漫画「ナンバMG5」と「ナンバデッドエンド」(秋田書店)を原作に、「踊る大捜査線」シリーズなどで知られる本広監督が演出を担当し、間宮が“脱ヤンキー”を決意するものの、次々と事件に巻き込まれてしまう生粋のヤンキーを熱演する。

間宮が演じるのは、筋金入りのヤンキー一家・難破家の次男・剛。実は「ヤンキーをやめたい」「普通の高校生になりたい」と思っている剛が、家族に内緒で健全な高校に入学。家族の前では特攻服を着たバリバリのヤンキー、学校では制服を着た真面目な高校生という二重生活をスタートさせる、高校“逆”デビュー物語だ。

学校では優等生として美術部に入部するものの、いじめられている友人を放っておけず、つい特攻服に着替えて助けたことをきっかけに、正体不明の最強ヤンキーとしてのし上がってしまう剛。変身ヒーローもののような痛快コメディー要素だけではなく、二重生活から生じる人間関係の亀裂や苦悩、そこから生まれる友情や家族愛を描いていく。

間宮は「新しくできる枠の主演というオファーなので、相応の重圧は感じつつ、声をかけていただけたことをありがたく思っています」と率直に喜び、「とにかく純粋で直情的な剛を楽しみたいと思います。周囲を巻き込んでいく面と、巻き込まれていく面、どちらも根の部分での天真らんまんさや純朴さが表れていると思うので、気持ちよく演じたいです」と意気込む。

続けて、「家族からの期待や周囲からの決めつけ、現状の自分と理想の自分、向き不向きやアイデンティティー。剛だけではなく、自分が自分をどう生きるのかという普遍的なテーマが『ナンバMG5』という作品には包まれていると思います。お楽しみに!」と呼び掛けている。

さらに、原作の小沢氏は「『ナンバ』のドラマ化を西東京のファミリーレストランで初めて聞いた時は、あまりに急だったのでキツネにつままれた気分でしたが、本決まりになった今、うれしさを実感しています。しかもドラマ化してくださるのが、僕のお気に入りドラマをあまた放送してきたフジテレビさんということで期待せずにいられません」とメッセージを寄せた。

そして、演出の本広氏は「久しぶりの連続ドラマ、久しぶりのフジテレビジョン、久しぶりのコメディー作品、『踊る大捜査線』の連続ドラマから25年ぶりに、古巣のフジテレビでコメディードラマを作れるなんて、楽しみしかないです」と腕を鳴らしている。

同局編成部の編成企画・上原寿一氏は、新たなドラマ枠について、「新枠では、いわゆる刑事ドラマや医療ドラマなどどこかで見たことがあるドラマではなく、登場感があり、この枠でしか見られないような新しいドラマにチャレンジしていきたいと思います」と述べ、「そういう意味で、世の中で話題になるような新しいヒーロー像をどんどん誕生させていきます。『ナンバMG5』の剛は、まさにそんな新しいヒーロー像となるキャラクターです。普通に学生生活を送りたいのに、どんどんヤンキーとして名前が売れてしまう、そのキャラクターのギャップにたくさんの人がハマってくれるはずです」と手応えを明かしている。

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