カンセキスタジアム大規模工事 国体準備で使用制限 栃木SC、陸上大会に影響

栃木国体に向けて今夏から大規模工事が始まるカンセキスタジアムとちぎ=2021年11月

 今秋開催の「いちご一会とちぎ国体」と全国障害者スポーツ大会「いちご一会とちぎ大会」のメイン会場となるカンセキスタジアムとちぎ(宇都宮市西川田4丁目)で、7月上旬から約2カ月半をかけて開催準備のための大規模な工事が行われる。8月中旬以降はスタジアムの使用ができなくなる予定。サッカーJ2栃木SCのホーム戦や陸上競技の大会開催に大きな影響を及ぼすことになり、難しい日程調整が進められている。

 県国体・障害者スポーツ局によると、工事は開会式へ備えたものが中心。スタンドの座席を撤去し、ロイヤルボックスの設置や音楽隊の配置場所の確保、臨時の記者席の設置などを行う。8月中旬以降に工事が本格化し、式典の準備やリハーサルなども実施していく。

 当初、7月以降は全て利用不可になる予定だったが、栃木SCや陸上関係者からの要望を受けて変更。8月上旬まで工事と並行した利用を可能にした。ただし、工事期間中はメインスタンドの下層階中央部など約4千席が使用不可になる。

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