今秋開催の「いちご一会とちぎ国体」と全国障害者スポーツ大会「いちご一会とちぎ大会」のメイン会場となるカンセキスタジアムとちぎ(宇都宮市西川田4丁目)で、7月上旬から約2カ月半をかけて開催準備のための大規模な工事が行われる。8月中旬以降はスタジアムの使用ができなくなる予定。サッカーJ2栃木SCのホーム戦や陸上競技の大会開催に大きな影響を及ぼすことになり、難しい日程調整が進められている。
県国体・障害者スポーツ局によると、工事は開会式へ備えたものが中心。スタンドの座席を撤去し、ロイヤルボックスの設置や音楽隊の配置場所の確保、臨時の記者席の設置などを行う。8月中旬以降に工事が本格化し、式典の準備やリハーサルなども実施していく。
当初、7月以降は全て利用不可になる予定だったが、栃木SCや陸上関係者からの要望を受けて変更。8月上旬まで工事と並行した利用を可能にした。ただし、工事期間中はメインスタンドの下層階中央部など約4千席が使用不可になる。