アニメーション映画として初めてアカデミー賞〈外国語映画賞〉にノミネートされた『アンネ・フランクと旅する日記』、場面写真が一挙解禁!

『戦場でワルツを』のアリ・フォルマン監督の最新作であり、アニメーション映画として初めてアカデミー賞〈外国語映画賞〉にノミネートされた『アンネ・フランクと旅する日記』の場面写真が一挙公開された。

今回解禁された場面写真には、第二次世界大戦中のナチス・ドイツ占領下の中を生きるアンネ・フランクと、時空を超えて現代のアムステルダムにやってきたアンネの“空想の友達”キティーがそれぞれの時代の中で映し出されている。 現代のキティーは、ライダースジャケットにキャップと今風の服を身にまとい、凍った川をスケートで走り滑る。学校で人気者のアンネは大勢のクラスメイトを引き連れて、まるでパレードのように街を歩く。

アリ・フォルマン監督は、多くの戦争映画が用いる色彩設計とは真逆のことを試みたという。

「現代のアムステルダムをモノクロームの色調で、アンネの目を通して見た過去は豊かでビビッド、そしてカラフルに描くこと。それがこの映画のガイドラインになった。僕らは制限することなく、色をたくさん使用した。とりわけ、アンネの空想や夢を表現するシーンはね」

と本作の世界観の構築を明かす。

その他にも、アンネがペーターと隠れ家で過ごす様子や、ペーターと同じ名前を持つ少年と出会ったキティーが一緒に旅をする様子などが切り取られ、対照的に描かれる。 また、ナチスが支配するおどろおどろしい街の様子もアニメーションだからこそできる表現手法。鎧をまとった悪の権化SS装甲集団の威圧感などは当時の人々の恐怖そのままに体感させられる。

『アンネ・フランクと旅する日記』は3月11日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国の劇場で公開される。

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