都城市の県森林組合連合会都城林産物流通センターの新春木材初市は7日、同センターであった。製材業者ら約70人が、都城圏域や鹿児島県などから集まったスギやヒノキの原木を次々と競り落とした。
製材業者たちはうず高く積まれた原木の品質などを確認。競り人の威勢のいい掛け声とともに、希望価格を記した紙札を手渡し、次々と買い付けていた。
同日の取扱量は約8千500立方メートル。スギの平均価格の見込みは1立方メートル1万2500円。輸入木材不足による価格高騰「ウッドショック」は昨年のピーク以降、収束の兆しが見えつつあるものの昨年同期比で1500円前後高かった。
同連合会の長友幹雄会長は「将来的な木材供給のためにも伐採後の再造林を進め、SDGs(持続可能な開発目標)にもつなげたい」と抱負を語っていた。