韓国通信大手のKTは、自律走行の配達ロボット開発に向けて、ロシアIT大手ヤンデックス傘下で自動運転専門のヤンデックスSDGと業務協約を締結した。
両社は◇韓国向け製品や事業モデルの開発◇次世代人工知能(AI)やロボットソリューションの開発◇情報通信技術(ICT)タスクフォースの運用——などで協力を進める。
ヤンデックスは自律走行ロボ「ローバー(Rover)」を自社開発した。時速5~8キロメートルで歩道を自動走行できるほか、歩行者などの障害物を感知すると方向転換や停止により衝突を避ける。内蔵されたレーダーにより夜間の走行も可能だ。
■年内にも自動配達ロボ登場へ
ローバーは2020年にロシアでサービスを開始し、すでに米国やイスラエルに進出している。今回の協約により、早ければ年内にも韓国で自動運転配達ロボットがお目見えする見込みだ。